2023年 06月 07日
「ウーマン・トーキング 私たちの選択 」
「Women Talking」2022 USA

”2010年、自給自足の生活を送るとある宗教コミュニティでレイプ事件が多発する。事件がついに明るみに出ると、長年にわたって尊厳を奪われてきた女たちは男たちが不在の2日間で、自分たちのこれからをどうするか決めるために話し合いを行うことに。やがて、残って何もしないか、残って闘うか、それともここを去るかという3つの選択肢で投票を行う彼女たちだったが…。”
ドラマは2005年~2009年に実際にボリビアで起きた事件を元に描いている。
村の3つのファミリーの女性たち(祖母/母/娘)の「ウーマン・トーキング」。教師のオーガストが立会人(記録係)として加わる。女性たちは教育を受けることが許されず文盲だった。
女性たちは”レイプ”という言葉を知らない。男たちを赦すか、残って闘うか、村を去るか?投票が始まる。
村人は自給自足生活なので、最初アーミッシュ?と思ったが、彼女たちはキリスト教一派の村の住人。その村が何処か?明確にしていないが時代設定は2010年。
ドラマの中に登場する成人男性はオーガストだけ…これがとても不気味だった。演じるベン・ウィショーがniceキャスティング。
サラ・ポーリーの映画は本作も含めて3作とも女性が決断し行動に至る。
ドラマの中で、2010年の国勢調査の案内があり、スピーカーから流れる大音響の♪Daydream Believer♪彼女たちは幸せになれたのだろうか?
webサイトに”実話を基にした、自らの尊厳を守るために語り合った女性たちの感動の物語”とある。これは観る人によって感動するのか絶句するのか分かれるかも知れない。わたし的には絶句の方だった。
いつものように前知識なしで鑑賞。宗教苦手で少々キツいドラマで観終わってドット疲れた。
フランシス・マクドーマンド&ブラッド・ピットが製作に参加している。
オーナ・フリーセンに「ナイトメア・アリー/2021」のルーニー・マーラ。
サロメ・フリーセンに「ウルフ・ホール/2015」「ザ・クラウン/2016~2022」のクレア・フォイ。
マリチェ・ローウェンに「ロスト・ドーター/2021」のジェシー・バックリー。
アガタ・フリーセンに「 ポール・ニューマンの ハリー&サン/1984」のジュディス・アイヴィ。
オーガスト・エップに「産婦人科医アダムの赤裸々日記/2022」のベン・ウィショー。
スカーフェイス・ヤンツに「ノマドランド/2020」のフランシス・マクドーマンド。
監督、脚本は「アウェイ・フロム・ハー 君を想う/2006」「テイク・ディス・ワルツ/2011」のサラ・ポーリー。
原作はミリアム・トゥズの「Women Talking」
TOHOシネマズ・シャンテ

