2023年 03月 23日
「メグレと若い女の死」
「Maigret」2022 フランス/ベルギー
ある夜、パリのモンマルトルでシルクのドレスを着た若い女が死んだ。高級なドレスに身を包み片足には靴がない。そして刺し傷が5箇所もあった。
事件担当になったのは警視庁犯罪捜査部のジュール・メグレ警視。メグレは名前もわからないこの若い女を殺した犯人を探すことになるが、わずかな手がかりしか残されていなかった…
若い女が着ていたシルクのドレスは彼女と全く不釣り合いなデザイナーブランドの高価なもの。メグレは血に塗れたドレスを家に持ち帰り妻に見せたところ”買わなくても手に入る方法がある”と教えてくれる。
原作はフランスの著名な推理作家ジョルジュ・シムノン、監督はシムノン、ファンの名匠パトリス・ルコント、そして主演は名優ジェラール・ドパルデュー。三拍子揃い素晴らしいドラマになったことは間違いない。
”これほど純粋に心を動かされる推理小説は無い”と語るパトリス・ルコント。
パトリス・ルコント映画を観るのはかれこれ10年ぶり。「仕立て屋の恋/1989」「橋の上の娘/1999」「親密すぎるうちあけ話/2004」はお気に入り作品。
初めてシアターでジェラール・ドパルデューの映画を観たのはカトリーヌ・ドヌーヴと共演し、セザール主演男優賞を受賞したフランソワ・トリュフォーの「終電車/1980」。その後色々と観てきたが本作ではいぶし銀の名演技。
舞台は1950年代のフランス、パリ。パトリス・ルコントらしくとても上品に描いている。
ジュール・メグレに「マルセイユ/2016〜2018」「ファヒム パリが見た奇跡/2019」のジェラール・ドパルデュー。
ベティにジャド・ラベスト。
ジャニーヌ・アルメニューに「タイピスト!/2012」のメラニー・ベルニエ。
マダム・クレモン・ヴァロワに「バルバラ セーヌの黒いバラ/2017」のオーロール・クレマン。
ルイーズ・ルヴィエールにクララ・アントゥーン。
ローラン・クレモン・ヴァロワにピエール・モウレ。
マダム・メグレにアンヌ・ロワレ。
監督、脚本は「ぼくの大切なともだち/2006」「スーサイド・ショップ/2012」「暮れ逢い/2013」のパトリス・ルコント。
新宿武蔵野館
東京の桜は満開!新宿東南口駅前広場の桜は散り始め葉桜に。シンボルツリーが堂々と立っている。
『メグレと若い女の死』、先だって映画館で予告編を見る機会がありました。
見に来たい。。と思いましたが
行けそうも無いので、DCDになることを期待しています。
ジェラール・ドパルデユーと言えば、私は一度だけ見た彼の主演作、『グリーンカード』を思い出しました。
これ、アメリカ映画ですが。。。
もう30年くらい前の作品です。
アンディ・マクダウエルと共演、とても素敵なストーリーでしたね。
彼はまだ若くてハンサムでした(⌒∇⌒)
映画ができたのですね。見たいです。
幸せなひとりぼっちもプライムで見たばかりで。
主人公を演じた俳優がとても味があって。
トムハンクスなんですね。
ちょっとイメージ違うけど変人役は合うのかな。
ヨーロッパ映画、最近やっと入口あたりです笑
こんばんは。
「グリーンカード」はお気に入り映画の一本です。3.4回見たと思います。
アンディの住みたがるマンションと、グリーンカードが欲しいハンディマンの
ジェラールが素敵でした。
メグレのジェラールは貫禄たっぷりで、年月を感じます。
こんばんは。コメントありがとうございます。
Mr.ビーン見たような記憶がありますね。
私もAmazonで「幸せなひとりぼっち」見ました。
トム版より過去の(若い頃の)シーンが多くて、感動も多めかと思いました。
でもトムの本作もなかなかでした。
ヨーロッパ映画、多分フランス映画だったと思いますが、
高校生の時に始めて見て以来ハマりました。
こちらでも上映が始まりましたので観てきました♪
ミステリーとしてはとても地味ですが、被害者に寄り添うメグレがとても良かったですね。
ドパルデューのメグレ、シリーズにしてくれないかな~と思いましたよ。奥さんとのシーンも沁みますね。
久々にメグレシリーズ、読みたくなりました。
いつもコメントありがとうございます。
やはりルコント映画は良いですね。彼の大ファンです。
ドパルデューもキャラにピッタシだしね。
メグレって多分読んだことないと思いますが、
50年代の雰囲気たっぷりでちょっとそそられますね。