2023年 03月 15日
「エッフェル塔 ~創造者の愛~」
「Eiffel」2021 フランス/ベルギー/ドイツ


ギュスターヴ・エッフェルは、1889年に開催される“パリ万国博覧会”のシンボルとなるモニュメントの建設依頼を受ける…
パリ万国博覧会の3年前、ギュスターヴはあるパーティで20代の頃悲恋に終わった恋人アドリアンヌと再会する。アドリアンヌはジャーナリスト、アントワーヌ・ド・レスタックの妻になっていた。モニュメントの作成に気乗りではないギュスターヴだったが、アドリアンヌとの再会と彼女の言葉に刺激を受け手がける決意をする。
オープニングに”史実にもとづきつつストーリーは自由に創作”と記される。
アメリカに自由の女神像を送ったフランス。彫刻の骨組み作りはギュスターヴ・エッフェル。
ギュスターヴ・エッフェルが塔を建てる場所に選んだのは誰でも見られるパリの真ん中。しかしそこはセーヌ川沿いで地盤が緩くて倒れる危険があると反対多数。しかしエッフェルの決心は固かった。
300メートルのエッフェル塔は250万のリベットでつながれた鉄柱で後塗りされた。空中で行うリベットつなぎと、ペンキで後塗りが大変な作業だったことが伺える。莫大な費用に融資を断られたり、作業員が低賃金に対してストライキしたりと困難が続くがギュスターヴは諦めなかった。時のローマ教皇が”ノートルダム寺院より高い建物は神を冒涜する”と言ったという。反対派も多かったエッフェル塔建設。しかし完成後は大評判で今までに(映画製作の時点で)3億人が訪れた。
この映画はパリが好き/ロマンが好き/塔が好きの人におすすめで、私的に全てクリア。
公開直後は一番大きなシアター1で上映回数も多かったが、2週目からはスクリーン3で一日の公開は2回。
ギュスターヴ・エッフェルについて調べてみた。”早世した妻との間に5人の子供がいた。長女クレールはエッフェル社の新入りのアドルフ・サルと結婚。晩年は孫と穏やかに暮らした。”とあり。
全て史実で(ドラマでは孫と暮らした晩年までは描かれない)、エッフェル塔に絡んだラヴ・ストーリーは創作。アムールの国フランスらしいなと思った。エッフェルの伝記じゃつまらないだろうし…。
エッフェル塔はAの形をしている。ドラマでギュスターヴ・エッフェルが愛した女性の名前がアドリアンヌというのがとてもトレビアン。
20年前と現在が交互に描かれる。ロマンは老けているけどエマはほとんど変化していなくて違和感あり。そのエマだけど、どこかで見た見たと思っていたら「ナイルに死す」のジャクリーンだった。エマは英仏ハーフ。
20年以上前に初めてエッフェル塔を見て”美しい!”と思った。夏のヴァカンスの時期だったので最上階に行くまで3,4時間かかったと記憶している。それは世界中から来た人の多さとゴンドラ(エレベーター)が故障したこともあり。
↑↓写真マイアルバムより/一番上はロマン&監督のサイン入りポスター。
ギュスターヴ・エッフェルに「パパは奮闘中!/2018」「キャメラを止めるな!/2022」のロマン・デュリス。
アドリアンヌ・ブールジュに「ナイル殺人事件/2022」のエマ・マッキー。
アントワーヌ・ド・レスタックに「エタニティ 永遠の花たちへ/2016」のピエール・ドゥラドンシャン。
クレールに「私は確信する/2019」のアルマンド・ブーランジェ。
ムッシュ・ブールジュにブリュノ・ラファエリ。
ギュスターヴの同僚ジャンにアレクサンドル・スタイガー。
娘婿アドルフ・サルにオンドラニック・マネ。
監督、脚本はマルタン・ブルブロン。
新宿武蔵野館






