2022年 12月 19日
「ヴァイキング ~海の覇者たち~」TVシリーズ 6シーズン/89エピソード
「Vikings」2013~2020 アイルランド/カナダ


紀元793年、バルト海東岸に位置する北欧スカンジナビア。カテガットに住むラグナル・ロズブロークは愛する妻ラゲルサと二人の子供と暮らしている。ある時、古い考えの首長アール・ハラルドソンに背き、西にある新たな大地へと目指す。それは豊かな国への航海だった…
ノルウェーの伝説的なヴァイキング、ラグナル・ロズブロークと息子たちの運命を描いた壮大なる歴史物語。
「ラスト・キングダム/2015~2022」が面白かったので再びヴァイキング物語を鑑賞。
英国を攻めたラグナル。そして息子ビョルンはフランスを攻め、北アフリカや中東、地中海を発見。異母弟のアイヴァーとヴィトゼルクはエストニア、キエフ、ルーシ(ベラルーシ、ロシア、ウクライナの祖先)にまでたどり着く。ラグナルの友人で船大工のフロキやラグナル息子のウベがアイスランドやグリーンランドにも上陸した。
ヴァイキングの彼らが口にする北欧神話の神々であるオーディン、トール(ソー)、ロキ。クリスとトムヒの顔がちらついた。北欧神話の女神フレイヤについてもしばし語られる。
英国の聖職者アセルスタンとラグナルが宗教を超え理解し合い、深い友人関係になる辺りもしっかりと描かれる。
天国ではなくヴァルハラで亡くなった人と再会すると熱く語るヴァイキングたちの信仰が興味深い。
8〜9世紀、首長争いが繰り返されたカテガットは貿易港だった。カテガットはデンマークのユトランド半島とスカンジナビア半島の間にある海峡の名前で、現在は町ではなくカテガット海峡。
とっても長く、恐ろしく血生臭いドラマだったが、歴史物大好きなので89エピソードを鑑賞。
ラグナル・ロズブロークは伝説の人物。演じるオーストラリア出身のトラビス・フィメルがスーパーかっこいい。彼は元プロのサッカー選手で、カルバン・クラインのアンダーウエアーのモデルだったそう。納得!
トラビス・フィメル、ガブリエル・バーン、グスタフ・スカルスガルド、ライナス・ローチ、ジョナサン・リス=マイヤーズ以外は良く知らない俳優ばかり。
アセルスタンを演じたジョージ・ブラグデンはNetflixで見たTVシリーズ「ベルサイユ」でルイ14世役だった英国の俳優。「ベルサイユ」はレビューを書かなかったけど面白かった。船大工役のグスタフ・スカルスガルドが個性的でgood。彼はステラン・スカルスガルドの次男。
ジョナサン・リス=マイヤーズの映画は最近配信などで数作鑑賞している。リス=マイヤーズは「THE TUDORS ~背徳の王冠~2007~2010」のヘンリー8世がnice。そして「ベルベット・ゴールドマイン/1998」と「マッチポイント/2005」はBest!
出演俳優はUK、カナダ、北欧と、とてもInternational。
本作の100年後を描いたTVシリーズ「ヴァイキング~ヴァルハラ~/2022」を見始めたが、少々ヴァイキングものに飽きてきて途中挫折中。
ラグナル・ロズブロークに「荒野にて/2017」「ドリームランド/2019」のトラヴィス・フィメル。
ラゲルサに「マークスマン/2021」のキャサリン・ウィニック。
ラグナルの兄ロロに「エベレスト 3D/2015」のクライヴ・スタンデン。
フロキに「ウェイバック -脱出6500km-/2010」のグスタフ・スカルスガルド。
アセルスタンに「ベルサイユ/2015~2018」のジョージ・ブラグデン。
英国のキング、エクバートに「僕の巡査/2022」のライナス・ローチ。
次期王エセルウルフにモー・ダンフォード。
王妃ジュディスにジェニー・ジャックス。
アール・ハラルドソンに「仮面の男/1998」「母の残像/2015」のガブリエル・バーン。
ビョルンにアレクサンダー・ルドウィグ。
ウベにジョーダン・パトリック・スミス。
アイヴァーにアレックス・ホイ・アンデルセン。
ヴィトゼルクにマルコ・イルソ。
ノルウェーのキング、ハーラルにペーテル・フランツェーン。
ヒアムント司教に「アルバート氏の人生/2011」のジョナサン・リス=マイヤーズ。
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