2022年 12月 02日
「ミセス・ハリス、パリへ行く」
「Mrs. Harris Goes to Paris」2022 UK/カナダ/フランス/ハンガリー/ベルギー

”1957年、ロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦のミセス・ハリスは、ある日働き先の家で1着の美しいドレスと出会う。それは、彼女にとっては驚くほど高価なクリスチャン・ディオールのドレスだった。”
パリに行ってクリスチャン・ディオールのドレスを買うには500ポンド必要。賭け事が好きなミセス・ハリスが一攫千金を狙ってサッカーくじやドッグレースに賭ける辺りはとっても英国らしい。
ハートウォーミングなストーリーは「オートクチュール/2021」に続きDiorの全面協力で、50年代のドレスを再現したそう。
「ザ・クラウン」のシーズン5でプリンセス・マーガレット役だったレスリー・マンヴィルが戦争未亡人の家政婦。レスリー・マンヴィルのこういったキャラは初めて見たけど意外にも似合っている。
tomatometerの94%には驚き。何歳になっても夢を諦めないおばさんに共感した人が多い模様。全米でトップ10入りしたのも頷ける。
人が良すぎるアダと、ちょっと意地悪なDiorのマネージャー、クローデンが真逆で面白い。
TVシリーズ「エミリー、パリへ行く」で一躍有名になったリュカ・ブラヴォーはDiorのファイナンス担当。リュカ・ブラヴォーはコメディっぽい持ち味がnice。「エミリー、パリへ行く/シーズン3/2022」はNetflixで今月配信。シリーズ1.2と観て続あり?と思っていたらやはりだった。
とってもキュートなDiorのマヌカン、ナターシャを演じるアルバ・バチスタはポルトガル出身。そしてイザベル・ユペールの若さに感服(来年70歳!)
アダ・ハリスに「カササギ殺人事件/2022」「ザ・クラウン/2022」のレスリー・マンヴィル。
クローデン・コルベールに「ポルトガル、夏の終わり/2019」のイザベル・ユペール。
シャサーニ侯爵に「9人の翻訳家 囚われたベストセラー/2019」「ココ・シャネル 時代と闘った女/2019」のランベール・ウィルソン。
アーチーに「ガール・イン・ザ・ミラー/2018」のジェイソン・アイザックス。
アンドレ・フォーヴェルに「エミリー、パリへ行く/2020~2021」「チケット・トゥ・パラダイス/2022」のリュカ・ブラヴォー。
ナターシャにアルバ・バチスタ。
ヴァイオレット・バターフィールドにエレン・トーマス。
パメラ・ペンローズに「サンディトン/2019」のローズ・ウイリアムズ。
RAFの警察官に「ホワイトハウス・ファームの惨劇~バンバー家殺人事件~/2020」のフレディ・フォックス。
監督、脚本、製作はアンソニー・ファビアン。
原作はポール・ギャリコのベストセラー小説「Mrs. Harris Goes to Paris」。
TOHOシネマズ・シャンテ
東京ミッドタウン日比谷とザ・ペニンシュラ東京のクリスマス・イルミネーション。

本作、ホリデイ・シーズンにぴったりのハートウォーミングなコメディでしたね。
登場する美しいドレスの数々はまさに眼福でした。
レスリー・マンヴィルとイザベル・ユペール
二人のベテラン女優の競演はなかなか見応えありました。
リュカ・ブラヴォーとアルバ・バチスタ、フレッシュな2人も好感度大でした。
「エミリー、パリへ行く」も見てみたいです。
米国でとっても流行ったと知ってちょっと驚きました。
でもハートウォーミングなコメディが良かったのでしょうね。
Diorのドレスを見てブリジット・バルドーが目に浮かびました。
ほぼあの時代だったかと思います。ほんと素敵でした。
ベテラン女優の競演もドラマを盛り上げてましたね。
「エミリー、パリへ行く」は気分転換にオススメです。





