2022年 11月 17日
「パラレル・マザーズ」
「Madres paralelas」…aka「Parallel Mothers」2021 スペイン/フランス

フォトグラファーのジャニスと17歳のアナは出産を控えた病院で出会う。二人は互いに予期せぬ妊娠でシングルマザーを決意していた。それぞれに女の子が生まれ再会を約束する。数ヶ月後、娘に会いたいと元恋人アルトゥロが訪ねて来る。ところがアルトゥロは”自分に全く似ていない。本当に私の子供か?”と疑問を投げかけてくる。アルトゥロ以外の男性と関係を持っていなかったジャニスはDNAテストに踏み切るが、娘セシリアの母は100%ジャニスではないという結果が出る...
”同じ日に母になった二人の女性の数奇な運命と不思議な絆”
自分の子供が自分の子供ではないとわかった時の母親の気持ち…考えられない。とても耐えられない。ジャニスもそうだった。そこで彼女はこの秘密を封印し、アナとの連絡を断つことを選ぶ。しかしある日、ジャニスは家の近くのカフェで働くアナと再会する。アナはジャニスに娘が”乳児突然死”で亡くなったと告げる。
タイトルの「パラレル・マザーズ」が絶妙。エンディングでは”スペイン内戦”の悲しい結末が描写される。
自分の名前は、ヒッピーだった母がジャニス・ジョプリンからつけたと話すジャニス。若いアナはジャニス・ジョプリンを知らない。年齢を超えたジャニスとアナの愛情が美しい。心に残る素敵なドラマだった。
ジャニスに「ペイン・アンド・グローリー/2019」「355/2022」のペネロペ・クルス。
アナにミレナ・スミット。
アルトゥロに「マジカル・ガール/2014」のイスラエル・エレハルデ。
テレサに「裸のマハ/1999」「マシニスト/2004」のアイタナ・サンチェス=ヒホン。
エレナに「マーメード・イン・パリ/2020」のロッシ・デ・パルマ。
監督、脚本は「ペイン・アンド・グローリー/2019」のペドロ・アルモドバル。
新宿シネマカリテ

初めまして。 拙ブログにイイネボタンをありがとうございました。
『パラレル・マザーズ』、私も横浜のみなとみらいの中にある映画館で先週、見ました。
大変良い映画でした。 最後は、泣きました(*´∀`)。
コロナが怖くて、しばらく映画館から遠ざかっていて。。
有楽町で4年前に見た『ウインド・リバー』以来です。
margotさん、とてもたくさんの映画を観てらっしゃるのですね!
私の知らない作品ばかりです。
映画大好きなので、これからもこちらを楽しく読ませていただきますね。
よろしくお願いします(⌒∇⌒)
こんばんは。いつも見に来てくださりありがとうごまいます。
映画は10代の半ばから最大の趣味でこれからも続きそうです。
そして映画はやはり映画館で見たいので最低でも週に1回は足を運んでいます。
『パラレル・マザーズ』ご覧になっていたのですね。
とても良い映画でした。
ペドロ・アルモドバル&ペネロペ・クルスの代表作となりそうです。

