2022年 10月 13日
「ダウントンアビー 新たなる時代へ」
「Downton Abbey: A New Era」 2022 UK/USA

1928年の英国、ダウントンアビー。ある時、ハリウッド映画の撮影に屋敷を使いたいと言う依頼が入る。ロバートは乗り気ではないが、屋敷の修繕費に頭を悩ますメアリーは、父を雨漏りの現場に連れて行く。何とかロバートを納得させたメアリーは報酬にも惹かれ撮影許可を下す。一方で南フランスのモンミライユ侯爵からヴィラの相続に関する連絡が入りロバートたちは一路南フランスへと向かう…
ヒューは「アイ・ケイム・バイ/2022」でのサイコキラー役が完璧。そしてミシェルは「ジェントルメン/2019」でのヤクザのボスのゴージャスな妻役がぴったり。「ある告発の解剖/2022」ではタカピーな検事がパーフェクトだったので、再び貴族の世界の二人はどう?と思いながらあまり観る気もなかったが、TOHOシネマズのポイントがあったので日比谷で鑑賞。
フランスのヴィラを相続することと、屋敷に撮影隊が入るエピソードを交互に描いて意外にも見応えがあった。
ハリウッド映画界はトーキー時代に入ろうとしていた時期。そこでメアリーが声優で出演したり、エキストラとしてダウントンアビーの使用人たちが映画出演を果たす。少々コメディっぽいタッチが面白かった。
グランサム伯爵、レディ・メアリーは健在。でももう続はないかな?と思わせるエンディングがnice!
メアリーの夫ヘンリー・タルボット(マシュー・グード)は前作ではラストにワンシーン登場したが今回は全く出番なし。残念。
ヒュー・ボネヴィル、ミシェル・ドッカリー、エリザベス・マクガヴァン、ローラ・カーマイケル、ジム・カーター、マギー・スミスetc.他の出演者はマダム・モンミライユにナタリー・バイ、映画監督にヒュー・ダンシー、俳優にドミニク・ウェストとローラ・ハドックなどのキャスティング。
監督は「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のサイモン・カーティス。
少々余談…
<ダウントンアビー>のメイドのトップ、エルシー役のフィリス・ローガン。「君を想い、バスに乗る/2021」でティモシー・スポールの初老の妻メアリーを演じていた、二人はマイク・リーの「秘密と嘘/1996」では若い夫婦役。マイク・リー映画なのでてっきり見ていると思っていたが配信で放送があり鑑賞。この名作見ていなかった。そしてかなり感動。
「君を想い、バスに乗る」の監督ギリーズ・マッキノンが”フィリス・ローガンと仕事がしたかった。”と語った記事を思いだした。 フィリス・ローガン今では貫禄だが「秘密と嘘」の彼女はとってもチャーミング。
TOHOシネマズ日比谷

