2022年 07月 20日
「カピタニ」 TVシリーズ シーズン2/12エピソード
「Capitani」2022 ルクセンブルク

「カピタニ/2019」の続。
ルクセンブルグのマンシャイト村での事件から3年後。リュック・カピタニはヴィンセント・ダ・コスタ殺害の証拠不十分で刑務所から釈放される。都会に戻ったカピタニはもはや警察の一員ではなく、私立探偵として生計を立てていた。そんなある日、ビアンカと名乗る女性から電話を受ける。彼女の友人アンドレアが行方不明になったので探して欲しいという。ビアンカはヴァレンティーナ・ドラガが経営するキャバレーで働いていた。パンデミックのため経営は苦しかった。やがてカピタニはキャバレー、ル・カラットの用心棒的存在となる。そんなある時、ルクセンブルグ警察の麻薬捜査官となったエルザ・ライと再会する…
私立探偵となったカピタニと麻薬捜査官エルザの再会。二人が密かに情報を提供し合った結果事件解決につながるあたりはniceだった。
東ヨーロッパ出身でパリから流れてきたビアンカはヴァレンティーナの息子ドミニクの秘密の恋人。ビアンカの友人グレースはナイジェリア人で、兄のラッキーが妹を探している。ルクセンブルグ(首都もルクセンブルグ)も他のヨーロッパ諸国同様移民(不法移民も含めて)者が多い。
医療従事者でとても親切なカピタニの妹が登場する。カピタニ兄妹の刑事だった父の過去も語られるシーンはgood。
ちょっと調べたところルクセンブルグはタックス・ヘイヴンの代表的な国の一つ。大金を保有し、ばら撒くヴァレンティーナ・ドラガにも納得した。
ヴァレンティーナを演じるエディタ・マロブジッチはオーストリア出身の俳優で、キャバレーのオーナーにピッタリ。
カピタニってGoing My Wayの人で誰かの下で働く人ではない。ヴァレンティーナ・ドラガに雇われて大丈夫?と気になったが、金に困るカピタニはヴァレンティーナからの報酬に抗うことはできない。
シーズン2はルクセンブルグの夜の街で売春と麻薬をテーマに描き、シーズン1から引きずるカピタニの疑惑も解決して、サスペンスものながらエンディングは爽やか。
リュック・カピタニにリュック・シルツ。
エルザ・ライにソフィー・ムーゼル。
ビアンカにリディア・インジョバ。
ヴァレンティーナ・ドラガに エディタ・マロブジッチ。
ドミニク・ドラガにエイドリアン・パプリッツ。
カーラ・バリエラ(カピタニの元恋人)にブリジット・ウルハウゼン。
トニ・ショルテス(エルザの相棒)にフィリップ・テレン。
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