2022年 07月 12日
「わたしは最悪。」
「Verdens verste menneske」…aka「The Worst Person in the World」2021 ノルウェー / フランス / スウェーデン / デンマーク
ユリアは外科医を目指すが肌に合わず、進路を精神科医に変更。成績は優勝だが何か違うのだ。自分は何になりたいのか?やがて写真に目覚めたユリアは、コミック作家のアクセルと出会い恋に落ちる…
30歳になったユリア。アクセルは10歳以上年上で、家庭を築き子供を望んでいる。しかしユリアはまだ準備できていない。そんなある時、紛れ込んだウェディングパーティで若くて魅力的なアイヴィンと出会い心は揺れるばかり。
ウエブサイトに<最悪なわたし>に<最高の共感>とある。全く同感!アラサーの女性が観るとスーパー共感すると思う。
ラストが爽やかだった。
ユリヤ役のレナーテ・レインスヴェは初めておめにかかった ノルウェー の俳優と思っていたら本作が初主演とのこと。アクセルを演じるアンデルシュ・ダニエルセン・リーは、フランス映画にも出演するお馴染みのノルウェー 俳優。
シネマカリテは様々なジャンルの中から厳選された作品を上映する都内のミニシアター。普段は若いカップルは少ない印象だけど、本作は結構カップルがいた。そして土曜日の最終回は満席だった(その前の回も満席)。
監督作品で、息子ジェシー・アイゼンバーグ、父ガブリエル・バーン、そして亡くなった母を演じるイザベル・ユペールの「母の残像/2015」は良い映画だった。でも「テルマ/2017」はダメだった。あの手のホラーは苦手。
ユリヤにレナーテ・レインスヴェ。
アクセルに「ベルイマン島にて/2021」のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。
アイヴィンにヘルベルト・ノルドルム。
監督、脚本、製作総指揮は「オスロ、8月31日/2011」のヨアキム・トリアー。
新宿シネマカリテ