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「カピタニ」TVシリーズ シーズン1/12エピソード

Capitani2019 ルクセンブルク


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ルクセンブルク北部の小さな村マンシャイト。ある日、15歳の少女が遺体となって発見される。少女ジェニー・エンゲルの遺体は村を囲む森の中にあった。やがて警部のカピタニが、地元の若い警察官エルザ・ライと共に捜査を開始する


ジェニーはタニアと双子の姉妹。ジェニーの遺体発見後タニアの失踪が発覚する。ほどなく父ミックや住民たちがタニアの捜索を開始。そして3日後タニアが母親ナディーンの元に戻って来る。

村が抱える大きな秘密と嘘。捜査に非協力的な市長や校長を初めとして怪しい人物は何人もいるが、最後まで犯人は誰だかわからない。カピタニ自身も10年以上前の事件が解決していなくて別の意味で怪しい。ルクセンブルクの村(架空の村)や森が神秘的なこともありサスペンスは盛り上がりを見せて面白かった。


平和な村に突然悲惨な事件が起こり、南部(都会)からやって来た警部のカピタニが捜査を開始。彼は優秀ではあるが自己中で地元民に反発されまくりで気の毒ながら面白い。

事件が起こる前はパトカーに乗っていた警察官のエルザ・ライが私的な秘密を抱えながら事件捜査にのめり込む姿がnice。カピタニも秘密を抱えているけど

ライと同じくパトカーに乗っていた警察官のジョー・モレスが、ほとんど全員が知り合いという地元民に捜査の内容をバラして、カピタニに叱られたりして...。でもラストで、”ライと君と3人で事件を解決することができたんだ。”とモレスに告げるカピタニが自己中ではなくてgoodだった。

ルクセンブルク版は北欧のサスペンスとは趣が全く異なる。それはダークでも、ホラーでもなくてちょっと新鮮。


本作はルクセンブルク初の犯罪シリーズで国内初のNetflixシリーズとのこと。

一つのエピソードが30分弱と短いので一気見におすすめ。

観る前、タイトルの「カピタニ」って?と思っていたら主人公の警部の名前だった


ルクセンブルク映画調べてみた。

イスラエルに舞台の「テルアビブ・オン・ファイア/2018」の製作のトップがルクセンブルク。

鑑賞した中で、UK/ルクセンブルク合作の「真珠の耳飾りの少女/2003」、UK USA/ルクセンブルク合作の「マッチポイント/2005」、フランス/ベルギー/ルクセンブルク合作の「神様メール/2015」、オーストリア/ルクセンブルク合作の「エゴン・シーレ 死と乙女/2016」などなど。単独のルクセンブルク映画は観たことがない。

「ファントム・スレッド/2017」のヒロインで大いに名前が知れたヴィッキー・クリープスはルクセンブルク出身の俳優。


リュック・カピタニにリュック・シルツ。

エルザ・ライにソフィー・ムーゼル。

ジョー・モレスにジョー・デネンヴァルト。

双子の母ナディーン・キンシュにクロード・デ・ディモ。

双子の父ミック・エンゲルにジュールス・ワーナー。

タニア/ジェニー・エンゲルにジル・デフレーゼ。


Netflix


by margot2005 | 2022-03-13 21:05 | TVシリーズ | Comments(0)