人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「ゴヤの名画と優しい泥棒 」

The Duke 2020 UK


「ゴヤの名画と優しい泥棒 」_a0051234_17144400.jpg



1961年の英国ヨークシャー。60歳のケンプトン・バントンは理想主義者で楽天家。そんな性格のため仕事が続かない。妻のドロシーが議員のグロウリング家で家政婦をして家計を支えている。一方でケンプトンはBBCの受信料無料化に取り組み署名活動をしている。そんな折、ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤ作<ウェリントン公爵の肖像>が盗まれる事件が起こる


犯人はケンプトンだった(実際は違うんだけど)。

で、ケンプトンはドロシーに見つからないよう息子のジャッキーとクローゼットに隠すのだった。


ケンプトン・バントンはBBCTV受信許可料の未払い拒否で2度収監されている。このおじさんを見てケンローチの「わたしは、ダニエル・ブレイク/2016」を思い起こした。

低所得者や年金生活者、パキスタン移民の味方ケンプトン・バントンは善き人。裁判の結果にも納得。

ポスターに書かれた”おかしくてチャーミングなブリティッシュ・コメディ”そのものだった。


ジム・ブロードベントはホントに味のある性格俳優。ごく普通のおばさん役のヘレンミレンも中々good。マシュー・グード出番は少ないが久しぶりに弁護士役がniceだった。息子ジャッキー役のフィオン・ホワイトヘッドは「ダンケルク」で若き英国兵トミー(ポスターがフィオン)を演じた。


実話を基に映画となった。本国では500£(現在の価値では10万£)の懸賞金がかけられ大騒ぎになった事件らしい。

CGIを使って1961年のヨークシャーとロンドンを上手く描いていたなと関心した。夫が妻に”「West Side Story」を観に行くかい?”の台詞があって時代を感じる。


ロジャー・ミッシェルは2021年秋に65歳で亡くなった。最後の作品はドキュメンタリーの「エリザベス 女王陛下の微笑み/2021」。

「ブラックバード 家族が家族であるうちに」はいまひとつだったけど、過去の作品は皆素晴らしかった。特にジュリア&ヒューの「ノッティングヒルの恋人/1999」と、ダニエル・クレイグの「Jの悲劇/2004」が最高!


ケンプトン・バントンに「キング・オブ・シーヴズ/2018」「クリスマスとよばれた男の子/2021」のジム・ブロードベント。

ドロシー・バントンに「グッドライアー 偽りのゲーム/2019」「ANNA アナ/2019」のヘレン・ミレン。

ジャッキー・バントンに「ダンケルク/2017」のフィオン・ホワイトヘッド。

グロウリング夫人に「そして誰もいなくなった /2015:TVドラマ」「あなたを抱きしめる日まで/2013」のアンナ・マックスウェル・マーティン。

ジェレミー・ハッチンソンに「キングスマン ファースト・エージェント/2021」のマシュー・グード。

監督は「ブラックバード 家族が家族であるうちに/2016」のロジャー・ミッシェル。


TOHOシネマズ・シャンテ


Commented by at 2022-05-08 20:23
こんばんは。
こちらではGWから劇場公開始まりましたので、早速見てきました。
とても良かったですね!!
社会問題を含んだお話ですが、堅くも重くもなく、ハートウォーミングで泣けました。
キャストも素晴らしかったですね。ヘレン・ミレンは今回女優オーラは完璧に消してましたね。
裁判のシーンではすっかり泣けてしまいました。

お茶のシーンが多かったのもとても嬉しかったです。
「ウエストサイドストーリー」そうでしたね!時代が感じられました。ショーン・コネリーの007を観に行くシーンもありましたね。
Commented by margot2005 at 2022-05-09 23:20
> 瞳さん
実話を基に、ウイットに富んだ、英国製ドラマでした。
英国人てホントWitが上手いですよね。
そしてジムとヘレンのカップルがとても良かったです。
ヘレン...女優オーラ...ほんとそうでしたが、普通のおばさんも似合います。
裁判のシーンはちょっと感動でしたね。マシューnice!
そうそう60年代ってショーン・コネリーの007でしたね。
私もいつもTea飲んでます。
by margot2005 | 2022-03-11 20:11 | Comments(2)