2022年 03月 08日
「ナイル殺人事件」
「Death on the Nile」2022 USA/UK

大富豪の娘リネットは親友のジャクリーンから彼女のフィアンセ、サイモンを奪う形で結婚する。そしてリネットとサイモンはハネムーンのためエジプトを訪れる。招待したリネットの友人たちにポワロも加わりナイル川をめぐるクルーズの旅が始まる…
わたし的なアガサ・クリスティの3大サスペンスは<オリエント急行の殺人/ナイルに死す/そして誰もいなくなった>の3作品。
ブラナーの「オリエント急行殺人事件」に続く本作「ナイル殺人事件」は謎解きのポワロの存在感が薄くて面白くなかった。
エジプトの景色は素晴らしかったけどサスペンスというよりエンターテイメント映画のよう。まぁでも時間の関係でDolby Atmosで観たので大スクリーンとsound的にはniceだった。
小説も読んだし、1978年の映画と「名探偵ポワロシリーズ」でも観た。前置きがやけに長かったが、第一の殺人が起こり犯人が誰か思い出した。
全体的な記憶は定かではないけど登場人物が違い過ぎる?ブークと、彼の母の登場にはびっくり。これはクリスティではなくブラナーの「ナイル殺人事件/ナイルに死す」かと思った。
ガル・ガドットの出演する映画のレビューを書いたのは初めて。ガルとドウェイン&ライアン共演の「レッド・ノーティス」はNetflixで観たけど今ひとつだった。ラッセル・ブランドは超久しぶりに見たがノーマルな人になっていた。
Armie" hammer<="" a>"="" target="_blank">Armie Hammerはスキャンダル報道後、本作が最後に公開された映画で、新しい映画のアナウンスがない。これが最期の作品かも?
wowowシネマで鑑賞した「クライシス/2021」はアーミーがゲイリー・オールドマンと共演の麻薬の危機を描いた見応えのあるサスペンス。
アネット・ベニング&ソフィー・オコネドーはさすがの貫禄。
リネット・リッジウェイにガル・ガドット。
サイモン・ドイルに「ホテル・ムンバイ/2018」「レベッカ/2020」のアーミー・ハマー。
ジャクリーン・ド・ベルフォールにエマ・マッキー。
ブークに「スノー・ロワイヤル/2019」「オリエント急行殺人事件/2017」のトム・ベイトマン。
ユーフェミア・ブークに「リヴァプール、最後の恋/2017」「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語/2018」のアネット・ベニング。
ルイーズに「ゲーム・オブ・スローンズ/2012~2014」「グッド・ファイト/2017~2019」のローズ・レスリー。
サロメ・オッタボーンに「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 ヘンリー6世 Part2/2016」「ワイルド・ローズ/2018」のソフィー・オコネドー。
ロザリー・オッタボーンに「ブラックパンサー/2018」のレティーシャ・ライト。
ウィンドルシャムに「テンペスト/2010」「ロック・オブ・エイジズ/2012」のラッセル・ブランド。
アンドリューに「ヴィクトリア女王 最期の秘密/2017」のアリ・ファザール。
バワーズにドーン・フレンチ。
マリー・ヴァン・スカイラーにジェニファー・ソーンダース。
監督、製作、出演(エルキュール・ポアロ)に「オリエント急行殺人事件/2017」「シェイクスピアの庭/2018」「TENET テネット/2020」のケネス・ブラナー。
グランドシネマサンシャイン池袋
本作、愛のドラマに仕上がっていて、ミステリー部分はずいぶんと駆け足でしたね。
>謎解きのポワロの存在感が薄くて
同感です!!人間的なポアロを描きたかったのだと思うのですが、そのことで探偵としてのポアロの存在感が薄くなってしまいましたね。
ブークを出したことで第3の殺人の被害者が(原作と)違うのもクリスティファンとしては不満です(>_<)
78年版を再見したのですが、こちらの謎解きシーンは実にポアロ劇場!ともいえるもので、楽しめました(笑)
こんにちは。
被害者を変えてまでもブークを出したのか?なぜ?とブラナーに聞きたいところです。
リネット、サイモン、ジャクリーンの三角関係をもっとドロドロと激しく描けば
面白いのにな。と思ったりして...何だか不満ばかりのブラナーのナイル映画でした。
謎解きの希薄なポアロなんて面白くない...
と、クリスティファンは皆そう思っているかな?
78年版を再見いいな。


