2022年 01月 27日
「Coda コーダ あいのうた」
「Coda」2021 USA/フランス/カナダ

アメリカの片田舎の港町に暮らす高校生のルビーは両親も兄も耳が不自由。漁業を営む父フランクと兄レオを手伝うため朝の3時に起床して港へ向かう。そして一仕事した後学校で授業を受けるのがルビーの日課。やがて新学期が始まり思いを寄せるクラスメートのマイルズと同じ合唱団に入ることに決める。顧問教師のベルナルドはルビーの歌声を聴き、彼女の類稀なる才能に気づき個人レッスンを開始する...
名門のバークリー音楽大学へ入学することを勧めるベルナルド。しかし家族の中で1人だけ耳が聞こえるルビーは人々との間で通訳(手話)をしている。だから家族と離れることができないのだ。
フランス映画「エール!/2014」のリメイク。
リメイク映画って殆どがつまらない。最近ではデンマーク映画「THE GUILTY/ギルティ/2018」のリメイクが面白くなかった。デンマーク版がインパクトあり過ぎたからかも知れない。
しかしながら本作は元映画を超えるくらい素晴らしかった。ストーリーは元映画を忠実にカバーしていて、フランスの酪農一家をアメリカの漁師一家に変えているのは致し方ない。ロケはマサチューセッツ州グロスター。
<CODA>ってどういう意味?ということでウィキで調べてみた。 ”Children of Deaf Adults/耳の聞こえない親を持つ子供”の頭文字で、音楽用語としては”楽曲や楽章の終結部分を指す記号”とのこと。本作ではもちろん”Children of Deaf Adults”。
「エール!」の俳優も素晴らしかったけど、本作は実際に耳の不自由な俳優が演じているのでとてもリアルだった。
耳の不自由な人に欠かせないツールはスマートフォン。LINEでやり取りできるので便利。
ルビーがヘッドフォンをしていると母ジャッキーは気に入らない。ロッシ家の団欒になくてはならないのはスマートフォン。レオが登録する出会い系サイトで家族が盛り上がる。マッチョなレオにルビーの友人ガーティが恋するのも微笑ましい。
ラスト近くルビーがジョニ・ミッチェルの♪Both Sides, Now/青春の光と影♪を歌う。会場に姿を見せた家族に歌いながら手話をするシーンに感動でウルウル。
トロイ・コッツァーとマーリー・マトリンが良かった。エミリア・ジョーンズの歌唱力がスゴい。
ルビー・ロッシに「海賊じいちゃんの贈りもの/2014」のエミリア・ジョーンズ。
フランク・ロッシにトロイ・コッツァー。
ジャッキー・ロッシに「愛は静けさの中に/1986」「おとなのワケあり恋愛講座/2014」のマーリー・マトリン。
レオ・ロッシにダニエル・デュラント。
マイルズに「シング・ストリート 未来へのうた/2016」のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。
ガーティに「ビューティフル・ボーイ/2018」のエイミー・フォーサイス。
ベルナルドに「くるみ割り人形と秘密の王国/2018」のエウヘニオ・デルベス。
監督、脚本はシアン・ヘダー。
TOHOシネマズ池袋
アカデミー賞有力候補と言われてますね。
レビューをありがとうございます。
エールが好きで、先日も見直したところです。
ちょっとエッチな話もフランス映画だからこそクスッと笑ってしまう。
主人公の女の子が自然でコーダの複雑な心のうちがよく出ています。
でもこれはそれ以上⁈
見てみようと思います。
愛は静けさの中に の女優さんがお母さん役なんですね!
こんばんは。コメントありがとうございます。
そして見に来てくださって感謝です。
本作は期待してなかったので鑑賞して感動でした。
「エール」も良かったですよね。
>フランス映画だからこそクスッと笑ってしまう...
こちらもその辺りはしっかりと描いてます。
ヒロインの女の子はどちらも素晴らしいです。
アカデミー賞取れれば良いですね。
「愛は静けさの中に」のマーリーマトリンが今でも若々しくて綺麗です。
「エール!」も観ました。
あちらはフランス映画らしく、少々素っ気ない感じがありましたが、こちらの方が感動的に仕立て上げてあったような気がします。
私が今までにリメイク版で一番ガッカリしたのは
ドイツ映画の「マーサの幸せレシピ」とハリウッド版「幸せのレシピ」だったでしょうか。
他にも色々ありますが、今回の作品は、オリジナルを超えた珍しい例かと思います。
こんばんは。
見に来ていただきコメントまでいただいてありがとうございます。
フランス版、アメリカ版とそれぞれに個性があって楽しめました。
いつも映画館では笑いが多いのですが、久しぶりに涙がでました。
確かにフランス版以上に感動するドラマになっていましたね。
<幸せのレシピ>、後にドイツ版を見ましたが<マーサ>の方が
断然良かった記憶があります。

