2022年 01月 18日
「 ハウス・オブ・グッチ」
「House of Gucci」2021 USA/カナダ

グッチ<GUCCI>創業者一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。
パトリツィア・レッジャーニは運送業を営む父のもとで働く野心的な女性。ある日、憧れのブランド<GUCCI>創業者の孫マウリツィオ・グッチと出会い恋に落ちる。マウリツィオの父ロドルフォは”トラック稼業の娘と結婚するなら遺産はない!”と宣言するが、聞く耳を持たないマウリツィオは家を飛び出し2人は結婚する。やがてマウリツィオの叔父アルドに気に入られたパトリツィアは、マウリツィオに会社の経営に関わるよう促し自らも支配権を握ろうと画策する。そしてアルドと彼の息子パオロと対決していくのだった…
オープニングに”実際に起こったことに着想を得て…”と記される。グッチ一族のマフィア絡みの事件は知っている。しかし事細かに誰が誰を?ということまで覚えていなかったので今回真実を知った。
パトリツィアはあるパーティでマウリツィオと出会う。彼のラストネームを聞いた途端パトリツィアの表情が輝いた。グッチ家の御曹司と知った彼女はマウリツィオ・グッチをストーキング。やがてパトリツィアは彼の心を掴み父親ロドルフォに会うことになる。
ロドルフォの家に飾ってあった名画。パトリツィアは”ピカソ?”と尋ねるがロドルフォから返ってきた言葉は”クリムト”だった。あのクリムトの絵が美術館ではなくロドルフォ・グッチの家にあったとは!驚くばかり。
ロドルフォはきっと財産目立ての無教養な女を嫁にはできないと思ったに違いない。でも息子マウリツィオはパトリツィアの誘惑に負けて結婚してしまう。
Back Musicが多彩!結婚式のシーンではジョージ・マイケルの♪Faith♪が流れた。あの曲最高!
パトリツィア役のガガがパーフェクト。彼女シンガーやめて俳優でもOKかと思った。
名優アル・パチーノや、個性的なサルマ・ハエックに迫る勢いのパフォーマンス。
アダム・ドライヴァーは数少ないお気に入りハリウッド俳優の1人で<GUCCI>のヤワな御曹司を好演している。
そしてアル・パチーノとジャレッド・レトの存在感。ジャレッド・レトは今回もほぼ本人とは全く別人のメイク。
デンゼル、レミと競演のジャレッド出演の「リトル・シングス」をNetflixで鑑賞したが、かなり前半で途中挫折中。そしてもっと若いと思っていたジャレッドって既に50歳。本作を観て彼の年齢に納得する。
今までに鑑賞したリドリー・スコット映画に裏切られたことがない。彼の映画に登場する女性は「エイリアン/1979」以来皆タフでnice。
舞台はもちろんイタリアでミラノの大聖堂やガッレリアでもロケされている。
パトリツィア・レッジャーニに「アリー/ スター誕生/2028」のレディー・ガガ。
マウリツィオ・グッチに「最期の決闘裁判/2021」のアダム・ドライヴァー。
アルド・グッチに「Dearダニー君へのうた/2015」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/2019」のアル・パチーノ。
パオロ・グッチに「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」「ブレードランナー 2049/2017」のジャレッド・レト。
ロドルフォ・グッチに「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 ヘンリー4世 Part1&Part2/2012」「レッドスパロー/2018」「プラド美術館 驚異のコレクション/2019」のジェレミー・アイアンズ。
ドメニコ・デ・ソーレに「アンテベラム/2020」のジャック・ヒューストン。
ピーナ・アウリエンマに「エターナルズ/2021」のサルマ・ハエック。
パオラ・フランキに「パリのどこかで、あなたと/2019」のカミーユ・コッタン
監督、製作は「最期の決闘裁判/2021」のリドリー・スコット。
TOHOシネマズ池袋
今までこういったブランド創造者の映画はありましたが
さすがにこれだけのスキャンダルは例がないですね。
ガがの演技が本当にリアリティがあってもうベテラン女優みたいでした。
ちなみに、アップになった時にときどきIMARUに見えてしまった自分がいました。
私からも述べさせてもらいますと、彼らの財産は途方もないですね。
マウリツィオのお金の使い方はやはり異常だったかと思います。
ランボルギーニとかすごかったけど...。
映画化は何度も却下されたようですね。
映画のもととなったサラ・ゲイ・フォーデンの原作翻訳本読んでみたいです。
ガガやりましたよね。”大女優の風格!”なんて記事もありました。
IMARU??似てる??
本作、とってもおもしろかったです。
グッチ家の崩壊物語ですが、コミカルに描かれていて
深刻にならずに見れたのがよかったです。
これだけの長尺にも関わらず、最後の一瞬までたるまず
ぐいぐいと引き付けるのは、さすがリドリー・スコット監督ですね。
ガガのファムファタールぶり、大女優の風格がありましたね。
アダム・ドライヴァーも最高でした。
こんばんは。
グッチ家の崩壊は面白かったです。コミカルなタッチが良かったですよね。
深刻に描いたらグッチ家がマフィアを手配するかもです??
ガガ&アダムがniceでした。
アダム・ドライヴァーは今まで観た中で一番素敵に見えました。
彼は身長があるので何を着てもファッショナブルですよね。
ガガは普段から素顔が見えない人なのでパトリツィア役最高です。
リドリー・スコットの映画には惹きつけるものがありますね。さすがです!
私もこの事件、かってニュースで聞いてうっすらとは覚えていましたが、犯人とか知らなかったので驚きでした!!
俳優陣がみんな素晴らしくて、ガガの迫力、アダム・ドライバーの優男っぷり、最高でした。
「パターソン」の彼が一番好きなのですが、それに劣らないくらい良かったです。
あのラストのカフェでの笑み・・切なすぎる~~(>_<)
ミステリアスなサスペンス風?と想像していたら華麗なる一族のソープオペラみたいでエンターテイメント性もありましたね。
こんばんは。
このニュース日本ではマフィアに...と報道されたことだけ覚えています。
実際は妻だったとは!
「パターソン」wowowで放送があったとき見逃した記憶があります。
また放送あるかな?
オープニング...カフェに座るマウリツィオのパンツのベルトに<GUCCI>。
あのアダムとっても素敵でした。そして自転車に乗って....
あれってこれから始まる彼の新しい人生。そしてエンディングで同じシーンが
リドリースコット絶妙でした。
ホント「ソープオペラ」みたいで楽しめました。

