「消えない罪」

「The Unforgivable」2021 UK／ドイツ／USA

ルース・スレーターは殺人罪で20年間服役した後仮出所する。刑務所の職業訓練で習得した大工の資格があったが会社は彼女を雇おうとしない。仕方なく保護観察官ヴィンセントの勧めに従って魚の解体工場に就職する。ルースはかつて置き去りにせざるを得なかった妹を探したかったが、彼女に対する世間の目は冷たかった…

非営利団体で大工の職を得たルースは眠る場所も確保し、生活のため魚の解体工場で働き始める。そんなルースの出所を知ったのはマルコム夫妻と、殺害された保安官の息子たちだった。

ドイツハーフのサンドラがドイツ人監督とタッグを組んだクライムドラマ。

原タイトルの「The Unforgivable／許せない」も邦題の「消えない罪」も恐ろしくストレート。しかしこれが犯罪者に対する現実。ルースは20年の間で罪を償ったと思ったが、世間はそれを許さなかった。

かつてルースの住まいだった家に住む弁護士ジョン・イングラム。彼の妻リズに真実を話すシーンにあっと驚く。

サンドラ・ブロックのファンなので観賞。サンドラって顔が男顔というのかコワい系の顔。おまけに本作では役柄的にほとんど笑わない。で、顔がコワかった。彼女コメディが多いが、今回思ったのはサンドラはホラー映画にぴったりだと…。

サンドラのコメディはどれも好き。ヒューと共演の「トゥー・ウィークス・ノーティス／2002」が一番！のオススメ。

サンドラ主演でダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピット、チャニング・テイタム共演のアクションロマンスコメディ「The Lost City／2022」の公開を期待したい。

「マ・レイニーのブラックボトム／2020」をNweflixで観た。ヴィオラ・ディヴィスも大熱演だけどチャドウィック・ボーズマンが大大熱演！彼の遺作となったドラマは素晴らしかった。

ジョン・バーンサルはクールな役が似合うが、本作ではヒロインと同じ魚工場で働くさえない男。でも似合っている。

ルース・スレーターに「オーシャンズ8／2018」のサンドラ・ブロック。

ジョン・イングラムに「ラン・オールナイト／2015」「デス・ウィッシュ／2018」のヴィンセント・ドノフリオ。

リズ・イングラムに「ラブストーリーズ　エリナーの愛情／2013」「ロスト・マネー　偽りの報酬／2018」「マ・レイニーのブラックボトム／2020」のヴィオラ・デイヴィス。

ブレイクに「ボーダーライン／2015」「ロスト・マネー　偽りの報酬／2018」「フォードvsフェラーリ／2019」のジョン・バーンサル。

ヴィンセントに「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ／2019」「ドント・ルック・アップ／2021」のロブ・モーガン。

監督はノラ・フィングシャイト。

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