2021年 10月 06日
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
「No Time To Die」2021 UK/USA


第一線から退いたジェームズはマドレーヌとジャマイカで平和な日々を送っている。数年後のある日、CIAのメンバーで旧友のフェリックスが訪ねて来る。やがてフェリックスに助けを求められるままジェームズ・ボンドは古巣に現れる...
物語は「007 スペクター/2015」に続いている。
オープニングにマドレーヌの過去が語られる。その後ジェームズとマドレーヌはイタリア、マテーラでホットな日々…まさか?ラヴストーリーになってしまう?なんてことはあり得ない。タイトルロールが始まるまでのボンドのアクションはいつもド派手だけど今回も強烈!何度も何度も予告編で観たあの橋のシーンが現れた。いやスゴい!あのアストンマーチンも然り。
007シリーズはショーン・コネリー時代からの大ファン。ダニエル・クレイグもお気に入りのジェームズ・ボンド。ダニエル、ボンド最後の作品で楽しみに待っていてようやく公開された。でもあのラストはショック!タイトル「No Time To Die」が意味深だったけど…。
少々残念だったのはサフィンとの対決のシーンが少ない。パロマの活躍ももっと見たかった。演じるアナ・デ・アルマスとダニエル・クレイグのカップルは「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」を思い出させて困ったけど、アナ違い過ぎる!アナのオススメ映画はwowowで観賞したHIVをテーマにしたラヴロマンス「秘密のキッス/2014」。キアヌーの「ノック・ノック/2015」の前作でアナがとてもキュート。
007映画の醍醐味は色々な国でのロケーション。本作でも楽しめる。
水のシーンでは007映画によく出てくるあのデカイ水槽。今回もあり。そしてボンドがサフィンと対決の後Qに”どのボタンを押せば良い?”と焦るあの古いマシーン...ショーン・コネリー作品のどれか思い出せないけど再び登場。
サフィンも能面をつけたり、着物のような衣装をまとっていたりと「007は二度死ぬ」へのオマージュのよう。
Mの部屋に元Mを演じたジュディ・デンチの肖像画がありナイスだった。
007シリーズのテーマ・ソングを歌うのはその時代の旬のシンガー。前作はサム・スミス(Writing's On The Wall)で、その前は英国の歌姫アデル。過去作品ではポール・マッカートニー&ウイングス(Live And Let Die)、トム・ジョーンズ(Thunderball)、マット・モンロー(From Russia With Love)、シャーリー・バッシー(Goldfinger&Diamonds Are Forever)と英国の有名シンガーばかり。netで知らべてみたら思った通り♪From Russia With Love♪がトップだった。
今回は誰?それはグラミー・シンガーでアメリカンのビリー・アイリッシュ。囁くようなビリーの声が素敵。
そしてルイ・アームストロングの歌う♪We Have All The Time In The World♪がエンディング・ソングになっている。ちなみにこの曲は「女王陛下の007」のテーマソング。わたし的にはカーリー・サイモンの♪Nobody Does It Better♪とアデル(オスカー歌曲賞)の♪Skyfall♪が一押し。
ジェームズ・ボンドに「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密/2019」のダニエル・クレイグ。
マドレーヌ・スワンに「ルーベ、嘆きの光/2019」のレア・セドゥ。
リューツィファー・サフィンに「ボヘミアン・ラプソディ/2018」のラミ・マレック。
ノーミにラシャーナ・リンチ。
パロマに「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密/2019」「ナイト・ウォッチャー/2020」のアナ・デ・アルマス。
Mに「時の面影/2021」のレイフ・ファインズ。
Qに「どん底作家の人生に幸あれ!/2019」のベン・ウィショー。
マネーペニーに「ブラック アンド ブルー/2019」ナオミ・ハリス。
タナーに「ピータールー マンチェスターの悲劇/2018」のロリー・キニア。
フェリックス・ライターに「パブリック 図書館の奇跡/2018」のジェフリー・ライト。
ローガン・アッシュに「アラジン/2019」のビリー・マグヌッセン。
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドに「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛/2017」「ダウンサイズ/2017」のクリストフ・ヴァルツ。
ヴァルド・オブルチェフに「ニューヨーク 親切なロシア料理店/2019」のデヴィッド・デンシック。
監督、脚本は「闇の列車、光の旅/2009」「ジェーン・エア/2011」のキャリー・ジョージ・フクナガ。
グランドシネマサンシャイン池袋にて
今まで見てきたボンド映画であんな最期を遂げるパターンは記憶にありません。
(ワタシの記憶も大概適当ですけどね)
アナとレアのWお気に入り女優登場もありますが、この映画はしっかり記憶に残りそうです。
あのショッキングなラストはボンド映画初ですね。シリーズ全作観たので多分...。
でも上手く考えたエンディングだと思いました。
アナとレアのWお気に入り女優
二人は私も大好きです。アナのシーンが少なくてitukaさん的には
寂しかったんじゃないですか?
私はダニエル、ボンド最後の作品で記憶に残りそうです。
コメントありがとうございます。
>全く、予想外の展開だらけ...
私はダニエル、ボンドに目が釘付けでストーリー展開は
あまり気にしなかったかもです。
次が楽しみです。
本作、非日常的でゴージャス気分が味わえて、存分に堪能しました!
映画のロケーション、音楽、ビジュアル、ファッション、すべてが魅力的。
やっぱり007シリーズは魅せますね☆
ダニエル・クレイグのボンドが見られなくなるのは残念ですが
本作で十分満足したので、思い残すことはないかな。
Nobody Does It Better、私も主題歌では一番好きです!
ビリー・アイリッシュもよかったですね。
こんばんは。
>存分に堪能しました!
堪能されて良かったです!私もしました。
007シリーズはロケーションも俳優もゴージャスですよね。
レアもアナもナイスでした。
ダニエルの大ファンなので、ダニエル、ボンドもう観れないのは寂しいです。
次ボンドにかなりの期待です。
カーリー・サイモン良いですね。私はアデルの歌いっぷり(他曲でも)が好きなのですが、
ビリー・アイリッシュも素晴らしい!

