2021年 08月 19日
「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」
「Horizon Line」2020 スウェーデン/USA

モーリシャス。友人パスカルの結婚式に出席するためインド洋に浮かぶ孤島に向かうサラは、知り合いのフレディ・ワイマンに頼み込み彼の小型飛行機に乗せてもらうことになる。飛ぶ準備をしているとサラの元カレが現れる。元カレ、ジャクソンも同乗者となり飛行機は飛び立つ…
機内でジャクソンと気まずい雰囲気が漂う中、6000メートルの上空でフレディが心臓発作で急死してしまう。サラはフレディに操縦を習った経験を生かし操縦桿を握るのだった。
燃料不足とわかった時、結婚式の披露宴のために積んでいたラム酒を使用し成功する。ラム酒のアルコール度は高い(40°〜50°)けど実際にOKなのか気になった。
原タイトル「Horizon Line」が「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」に変化する邦題のスゴさ!もっとスゴいのは最初につけられたのは「元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話」。そのまま「地平線」じゃ客を呼べないからなのか?でもちょっと呆れた。ラストシーンの「地平線」は素晴らしく美しかった。
この映画を観るきっかけは制作陣が「ロスト・バケーション/The Sallows/2016」を手掛けたプロデューサーであったこと。ヒロイン役のブレイク・ライヴリーが巨大な人喰いザメと闘うドラマが意外や意外でとてもスリリングで見応えがあったのを記憶している。
本作はやはりスリリングで、その上元カレとのやりとりもあって面白かった。
絶対助かる墜落などしない。と、わかってはいるけどハラハラの連続で手に汗握ってしまった。
ポスターにもあるようにIMDbのTaglines ”Fly or die”が面白い。
アレクサンダー・ドレイマンには初めてお目にかかった。TVシリーズ「ラスト・キングダム/2015~2021」で知られるドイツ人俳優。Netflixで観られるのでトライしたい。Season4/40エピソードもあるけど…。
サラ役のアリソン・ウィリアムズは「ゲット・アウト/2017」でアフリカ系アメリカ人の恋人を持つ白人女性役が印象的。
サラにアリソン・ウィリアムズ。
ジャクソンにアレクサンダー・ドレイマン。
フレディ・ワイマンに「21ブリッジ/2019」のキース・デヴィッド。
パスカルにパール・マッキー。
監督はミカエル・マルシメーン。
TOHOシネマズ日比谷にて
みゆき座の看板がなくなって寂しい。


