2021年 07月 18日
「ライトハウス」
「The Lighthouse」2019 カナダ/USA/ブラジル


1890年代のニューイングランド。人里離れた島の灯台に二人の男がやって来る。これから4週間、ベテランのトーマス・ウェイクと元木こりで新人のイーフレイム・ウィンズローが灯台を守るのだ。仕事が始まるとトーマスはイーフレイムを顎で使いイジメまくる。やがて4週間がたち迎えの船が来る予定だったが、大嵐により島は完全に孤立してしまう…
マニュアルに”酒を飲んではならない”と書いてあるにも関わらず、トーマスは毎日大酒を飲みイーフレイムにもそれを強要する。”ライトの管理は交代で...”という取り決めも守らないトーマスはイーフレイムに汚い仕事ばかりやらせるのだ。やがてトーマスから耐え難い苦痛を受け続けたイーフレイムはストレスを爆発させる。
ミステリー・ホラーはまるで密室劇のよう。日々、トーマスとイーフレイムの言い争いが続く延々と….。そして時折不気味な音が響き渡る。それはフォグホーン(霧笛)で、重苦しい音がドラマの狂気を盛り上げる。
トーマス・ハワード(イーフレイム)の身体をカモメが突くラストシーンは壮絶だった。映画は白黒の35mmフィルムで撮影された。カラーだったら目を背けていたかもしれない。白黒で良かった。
映画を見る前ジェラルド・バトラーの「バニシング/2018」を思い起こしたが、実話を元にした「バニシング」とは全く違うミステリー・ホラー映画だった。
ライトに魅了され取り憑かれたトーマスを演じるウィレム・デフォーの狂気が凄すぎる。そしてこんなロバート・パティンソンは見たことがない。
ドラマの中でもトーマスに”綺麗な顔をして…”と言われていた。かつて美しいヴァンパイアー役が似合ったロバート・パティンソンがウィレム・デフォーと共に怪演。
「TENET テネット」のレビューに”ロバート・パティンソンは久しぶりにクール!な姿を見せている”と書いているが、本作はそれ以前の出演。
サービスデイの最終回チケット完売(現在50%の販売)だった。
トーマス・ハワード/イーフレイム・ウィンズローに「TENET テネット/2020」のロバート・パティンソン。
トーマス・ウェイク に「永遠の門 ゴッホの見た未来/2018」「マザーレス・ブルックリン/2019」のウィレム・デフォー。
人魚にワレリヤ・カラマン。
イーフレイム・ウィンズローにローガン・ホークス。
監督、脚本、製作は「ウィッチ/2015」のロバート・エガース。
TOHOシネマズ・シャンテにて

