2021年 07月 13日
「警部補ジョアン・ペーテルス」TVシリーズ シーズン2 全10話
「La trêve」…aka「The Break」2018 ベルギー
ベルギーのアルデンヌ州ムッソに住む青年ダニー・バスタンは精神科医ヤスミナ・オルボンのカウンセリングを受けている。
ある日、ムッソの男爵夫人アストリッド・デュ・ティユルの豪邸のプールでアストリッド自身の死体が発見される。見つけたのはドイツからやって来た妹のクローディーヌと夫のティノ。やがてアストリッドの庭師のダニー・バスタンに容疑がかかる。
ダニーの無実を信じるヤスミナはジョアン・ペーテルスに相談に行く。ペーテルスはハイダーフェルト警察を去り、現在は警察学校の講師となっていた。
ダニーは恋人のクレマンス・ローレント殺害の罪により9年間服役し出所したばかり。ヤスミナとペーテルスは、警察の厳しい尋問に耐えきれずダニーは屈服してしまったのでは?と疑いを抱く。そしてペーテルスは9年前のクレマンス・ローレント事件を調べ始める。するととんでもない事実が浮かび上がるのだった…
今回は冤罪、警察の汚職、道路建設、森の不法占拠者、ドラッグなどなど再び盛り沢山な内容でドラマは進む。
ペーテルスは警察官ではないので元署長とヴェレストを巻き込んで秘密裏に捜査を始める。これがまたペーテルス流で強引なのだ。
とてもスリリングなドラマなのだけどユーモアも忘れない。シーズン2の方がエスプリが効いている。
裕福なアストリッドの相続人である妹のクローディーヌと夫のティノが怪しいけど、二人の行動は笑えるのだ。そしてムッソの派出所(トレーラー)に勤務するマジョリーの相棒カリムが笑わせてくれる。
カリムは証拠品のモンブランの万年筆を無くしてしまう。上司に迫られやむなく店でモンブラン(600ユーロもする高級品)を購入しダニーの血を擦り付けて提出する。これには唖然!
ゴーストのドロマーが時折ペーテルスにくっついて話しかけるシーンが面白い。
シーズン1に続きシーズン2も見応えがあった。新犯人は?
2016年に最優秀フランス語作品を受賞した<シリーズ・マニア・フェスティバル>を検索してみたらフランス語だった。で、翻訳機にかけてみた。何だか面白そう。
ジョアン・ペーテルスにヨアン・ブラン。
ヤスミナ・オルボンにヤスミナ・ドゥイエブ。
マジョリーにララ・フビノント。
カリムにカリム・バラス。
セバスチャン・ドロマー(ゴースト)にギヨーム・ケルブッシュ。
レネ・ヴェレストにトム・オーデナート。
署長のルディ・ジーレッツにジャン=アンリ・コンペール。
ダニー・バスタンにオレリアン・ケイマン。
アストリッド・デュ・ティユルにヴァレリー・ボーショー。
クローディーヌにアンヌ・セシル・バンダレム。
ティノに「その男ヴァン・ダム/2008」のヴァンサン・レキュイエ。
カミーユ・ペーテルスにソフィー・ブライア。
ゾエ・フイッシャーにソフィー・マレシャル。
クリスチャン・バスタンにジュリアン・ドリオン。
ソフィー・バスタンに「ベルサイユ TVシリーズ 2015~2018」のノエミ・シュミット。