2021年 06月 09日
「これからの人生」
「La vita davanti a sé」…aka「The Life Ahead」2020 イタリア

ある日、セネガル移民のモモは市場で買い物をするマダム・ローザのバッグを盗む。母親が亡くなって以来ドクター・コーエンがモモを一時的に預かっていた。マダム・ローザのバッグに入っていたのは高価な燭台。ドクター・コーエンはモモを連れてマダム・ローザの住まいを訪れ、謝罪をさせた後、少しの間モモを預かってくれないか?と頼み込む…
ローザはホロコーストを経験した高齢のユダヤ人。彼女は行き場のない子供たちを自宅のアパートに預かり一緒に暮らしている。コーエンはモモを、家庭的な温もりを与えることができるローザに任せたかったのだ。初めは、盗みを働いたモモを預かることを拒否したローザだったがコーエンの頼みを何とか受け入れる。
やがて一緒に暮らし初めたがローザとモモは反発し合うばかり。しかし孤独を抱える二人は次第に心を通わせて行く。
アパートの住人でローザの友人ローラと、アラブ人ハミールの存在がgood。
新たに始まるモモの”これからの人生”に希望が見え、素敵なエンディングにグッと来た。
移民問題を抱えるヨーロッパ諸国。そのイタリアを舞台(ロケ地は南イタリアの港湾都市バーリ)にしたヒューマンドラマは感動を呼ぶ良い映画だった。
ソフィア・ローレンはもちろん、モモを演じるイブラヒマ・グエイェが素晴らしい。
10年ぶりにスクリーンで見たソフィア・ローレン。1934年生まれなので現在86歳の彼女は今でもゴージャス。
ソフィア・ローレンと言えば「昨日・今日・明日/1963」と「ひまわり/1970」。でも、ポール・ニューマンと共演した「レディL/1965」やサスペンスの「カサンドラ・クロス/1966」が印象に残っている。
マダム・ローザに「NINE/2009」 のソフィア・ローレン。
モモにイブラヒマ・グエイェ。
ドクター・コーエンに「ワン・モア・ライフ!/2019」のレナート・カルペンティエーリ。
ローラにアブリル・サモラ。
ハミールに「セールスマン/2016」のババク・カリミ。
監督は「微笑みに出逢う街角/2002」のエドアルド・ポンティ。
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