「ジェントルメン」

「The Gentlemen」2019 UK／USA

ミッキーことマイケル・ピーターソンは一代でロンドンの暗黒街に大麻王国を築き上げた男。ある時、ミッキーが総額500億円にも相当するといわれるビジネスの全てを売却して引退する噂が街を駆け巡った。噂を耳にしたのは、強欲なユダヤ人の大富豪マシュー、タブロイド紙の編集長フレッチャー、チャイニーズ、マフィアのドライ・アイたち。やがて彼らは一気に動き出す…

広大な貴族の館に目をつけたミッキーの才能はさすが！

観終わって「スナッチ／2000」「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ／1998」「ロックンローラ／2008」などの映画を思い出した。私的に大好きなジェイソン（ステイサム）の出演がないのがとても残念だったけど、お気に入りのコリン＆チャーリーを初めとしてヒュー＆エディまで出演してる。そしてガイ・リッチーお得意のストップモーシャンや戻りが満載で面白かった。

ラストのフレッチャーの事務所に「コードネームU.N.C.L.E.／2015」のポスターが貼ってあったが、続はなし？？

コリンの着る派手な模様のウエアが可笑しくて…とっても似合っていたけどね。

コリンは中年のおやじ、ヒューはおじいさん満開といった感じで、チャーリーのカッコ良さに惚れ惚れ。

鑑賞前、ロンドンの暗黒街のボスがなぜマコノヒーなのか？と思っていたら、ボスは学生時代から英国に住みついたアメリカ人だった。マコノヒーはちょっと苦手。

レディ・メアリーのイメージが強いミシェル・ドッカリー。でもボスのゴージャスな妻役がぴったりだった。

ギャング映画に良く出てくるのがブッチャーの冷蔵庫（冷凍庫）。和牛とジャンキーの青年がレイの冷凍庫に入っていたけど、焼いた肉は間違っていなかった？？

エディ・マーサン最高！ブタのシーンを観客に見せない監督ガイ・リッチーはまさしくGentleman！

製作国の英国&アメリカでは2020年の1月に公開。昨年wowowのHollywood Expressでも紹介していた。”観たい！”と思ったけど、日本公開は2021年の5月となった。でも東京の上映館は休館となり、渋谷のミニシアターで上映していたが大画面で鑑賞したかったのでじっと我慢しやっと観ることができた。

ちなみにHollywood Expressは今週の土曜日再開される。

マイケル・ピーターソン（ミッキー）に「ダラス・バイヤーズ・クラブ／2013」「インターステラー／2014」「追憶の森／2015」のマシュー・マコノヒー。

レイに「パピヨン／2017」のチャーリー・ハナム。

マシューに「シカゴ7裁判／2020」の ジェレミー・ストロング。

ロザリンド・ピーターソンに「ダウントン・アビー／2019」のミシェル・ドッカリー。

コーチに「AVA／エヴァ／2020」のコリン・ファレル。

ドライ・アイに「ラスト・クリスマス／2019」のヘンリー・ゴールディング。

フレッチャーに「パディントン２／2017」「英国スキャンダル～セックスと陰謀のソープ事件／2018～2021」のヒュー・グラント。

ビック・デイブに「バイス／2018」「ワイルド・スピード／スーパーコンボ／2019」のエディ・マーサン。

ロード・ジョージに「キング・アーサー／2017」のトム・ウー。

監督、脚本は「アラジン／2019」のガイ・リッチー。

TOHOシネマズ池袋にて