2021年 06月 04日
「5月の花嫁学校」
「La bonne épouse」…aka「How to Be a Good Wife」2020 フランス

1967年、美しい街並みと葡萄畑で有名なフランス、アルザス地方。その小さな村にヴァン・デル・ベック家政学校がある。今年は18人の少女たちが入学して来る予定。少女たちを教えるのは、経営者ロベール・ヴァン・デル・ベックの妻ポーレットとロベールの妹ジルベルト、そして修道女でもあるマリー=テレーズの3人。この学校は2年間で完璧な主婦に変身することを教えている。ある日、ロベールが莫大な借金を残して急死する…
ジュリエット・ビノシュのコメディって初めて観た。でも彼女にコメディは似合わない。ジュリエット以外は皆コメディ映画が似合う俳優ばかり。
ヨランド・モローは本作のようなコメディも、シリアスなヒューマンドラマの「セラフィーヌの庭/2008」もどちらもOKな素晴らしい俳優。
フランソワ・ベルレアンの出番が少なくて残念だった。
ラストはインド映画のノリで一瞬固まった。
フランスで大ヒットしたのはわかるけど日本ではそうはいかない。土曜日の最終回のシアターは空席が目立った。
サルヴァトーレ・アダモの歌う♪Tombe la Neige/雪が降る♪がテーマソング。ジルベルトが大好きな60年代の曲って何だかだるい。
ポーレットに「私の知らないわたしの素顔/2019」「真実/2019」のジュリエット・ビノシュ。
ジルベルトに「女の一生/2016」のヨランド・モロー。
マリー=テレーズに 「マチルド、翼を広げ/2017」のノエミ・リヴォウスキー。
アンドレに「今さら言えない小さな秘密/2018」のエドゥアール・ベール。
ロベールに「パリのどこかで、あなたと/2019」のフランソワ・ベルレアン。
監督、脚本は「ルージュの手紙/2017」のマルタン・プロヴォ。
新宿武蔵野館にて


