2021年 05月 09日
「霧の中の少女」
「La ragazza nella nebbia」…aka「The Girl in the Fog」2017 イタリア/ドイツ/フランス


イタリア、アルプス近郊の山間部にある田舎町アヴェンショー。引退間近の精神科医フローレスは、雪が降りしきる深夜に警察から捜査への協力を求められる。そして交通事故により記憶が混乱するヴォーゲル警部が現れ語り始める...
ある日、アヴェンショーで16歳の少女アンナ・ルーが疾走する事件が起こり、都会からカリスマ警部のヴォーゲルがやって来る。ヴォーゲルは目撃情報も物的証拠もない中、誘拐事件と断定し捜査を開始する。ヘリコプターや山岳救助隊を駆り出し大規模な捜索をする一方で、顔なじみのニュース・レポーター、ステッラ・オナーを呼び寄せイタリア全土で事件に注目を向けるよう仕向ける。ヴォーゲルの企みは大成功し、マスコミが田舎町アヴェンショーに殺到する事態となる。やがてヴォーゲルはアンナ・ルーが通う学校で教えるロレス・マルティーニ教授に疑惑の目を向けるのだった。
ヴォーゲルがメディアを利用して事件をセンセーショナルに扱われるよう仕向けマルティーニを追い込んでいく辺りは中々面白い。
原作者が監督だけあって、思い入れはかなりなものかと想像する。
カリスマ警部のヴォーゲルが傲慢な態度炸裂!演じるトニ・セルヴィッロはぴったりのキャラ。一方で穏やかな精神科医役のジャン・レノも相変わらず素晴らしい。アレッシオ・ボーニはイタリアのお気に入り俳優。しかし彼の出演する映画は日本では全く公開されなくてスゴい久しぶりでアレッシオ・ボーニを見た。ヒゲもじゃの彼は中年のおじさん化していた。
2012年1月のイタリア旅行で”地下鉄Repubblica駅(ローマで宿泊したプチホテルの最寄りの駅)側にあるオペラ座でアレッシオ・ボーニが出演する劇が上演されていた。まさか地下鉄には乗りはしないだろうが、近辺を車で通り過ぎていたかも?” なんて書いている。
映画は2020年2月に一般公開されていて、トニ・セルヴィッロ、アレッシオ・ボーニ、ジャン・レノの出演になぜ見なかったのか思いだせない。きっと日にちと時間が合わなかったんだと思う。今回wowowで初放送があり鑑賞した。
例年有楽町の朝日ホールで開催されるイタリア映画祭が今年も昨年同様中止となった(渋谷のユーロライブでの開催も中止)。来年こそ開催されるよう切に願う!
ヴォーゲル警部に「LORO 欲望のイタリア/2018」「ヒットマン: レジェンド 憎しみの銃弾/2019」のトニ・セルヴィッロ。
ロレス・マルティーニ教授に「ツーリスト/2010」「カラヴァッジョ 天才画家の光と影/2007」のアレッシオ・ボーニ。
ステッラ・オナーに「映画のようには愛せない/2004」「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」のガラテア・ランツィ。
エージェント・ボルギにロレンツォ・リケルミー。
エージェント・メイヤーに「13才の夏に僕は生まれた/2005」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女/2009」のミケーラ・チェスコン。
クレアにルクレツィア・グイドーネ。
アウグスト・フローレスに「ラスト・バレット(Cold Blood Legacy)/2019」「アーニャは、きっと来る/2020」のジャン・レノ。
ベアトリーチェ・レマンに「アマンダと僕/2018」のグレタ・スカッキ。
監督、原作、脚本はドナート・カッリージ。
wowow

