人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「約束の宇宙」

Proxima2019 フランス/ドイツ

「約束の宇宙」_a0051234_21274805.jpg

「約束の宇宙」_a0051234_21273873.jpg

フランス人のサラはシングルマザーの宇宙飛行士で、ドイツにある欧州宇宙機関(ESA)で日々過酷な訓練に励んでいる。そしてサラは努力の甲斐あってプロキシマと名付けられるミッションクルーに選ばれる。幼い頃からの夢が叶い大喜びのサラは、物理学者の元夫トマスに報告し、宇宙にいる間娘ステラを預かってくれないかと頼み込む


エンディングに歴代の女性宇宙飛行士が紹介される。皆幼い子供を持つ母。日本人の山崎直子もその一人。

かつての宇宙飛行士は宇宙での滞在期間が短いが、今では国際宇宙ステーションでの滞在は1年に及び、その間子供は母に会えない。子供に会えない母も辛いだろうな?と想像した。仕事と子供の間で揺れるサラの心情が伝わる素敵なドラマだった。

邦題の「約束の宇宙」はサラが宇宙に行く前に娘のステラと約束したこと。それは打ち上げ前のロケットを2人で見る”ことでラスト近くに果たされる。あのシーンは感動で胸が熱くなる。


撮影はESAの全面協力でドイツ、ロシア、カザフスタンの宇宙開発施設で行われた。訓練の様子がリアルで、圧巻は発射台のロケット。

プロキシマ・ミッションでは、先だって有人宇宙船”クルードラゴン”で日本人宇宙飛行士の星出彰彦が宇宙に行ったのが記憶に新しい。

ティム・バートン映画のヒロインがぴったりくるエヴァ・グリーン。キレ役が似合うと「告白小説、その結末/2017」のレビューに書いている。

本作では今までと違ったキャラのシングルマザーの宇宙飛行士役が素晴らしい。300人の中からオーディションで選ばれたゼリー・ブーラン・レメルファも健気で可愛いし...。

脇を固めるのはハリウッド俳優のマット・ディロン、ドイツ人俳優のラース・アイディンガー&ザンドラ・ヒュラーと、とても豪華。クルーのリーダー、マイクを演じるマットは今回良い人だし、時折怪演するラースも優しいパパ役でナイス。


サラに「ダンボ/2019」のエヴァ・グリーン。

ステラにゼリー・ブーラン・レメル。

マイクに「カポネ/2020」のマット・ディロン。

アントンにアレクセイ・ファテーエフ。

トーマスに「マチルダ 禁断の恋/2017」「カット/オフ/2018」のラース・アイディンガー。

ウェンディに「希望の灯/2018」のザンドラ・ヒュラー。

監督、脚本は「博士と私の危険な関係/2012「裸足の季節/2015:脚本」のアリス・ウィンクール。

音楽は坂本龍一。


TOHOシネマズシャンテにて(現在休館中)


by margot2005 | 2021-04-29 22:16 | Comments(0)