「また、あなたとブッククラブで」

「Book Club」2018 USA

ダイアンは40年連れ添った夫が亡くなって未亡人となり、二人の娘たちに老人扱いされている。ヴィヴィアンは会社社長で複数の男性との関係をエンジョイする独身貴族。裁判官のシャロンは離婚の痛手から立ち直れない上、元夫は若い女性と婚約中。キャロルは夫ブルースが仕事を引退した後活力を失い、35年続いた夫婦関係は危機に瀕している。そんな折、たまには趣向を変えようと、ブッククラブで取り上げた本は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」。長年の友人である彼女たちはアメリカでマミーポルノと呼ばれベストセラーとなった本に触発される…

じいさんが主人公の映画って色々とあるが、ばあさんが主人公の映画ってあまり見たことがない。思い浮かぶのは本作の前に公開されたダイアン・キートン主演の「チア・アップ!／2019」くらい（観てないけど…）。で、こちらは女優たちが華やかでばあさん映画には分類できないかも？撮影当時の女優たちの平均年齢は72歳。平均を上げているのはダントツでジェーン・フォンダ。

「みんなで一緒に暮らしたら／2011」のレビューにも書いたけど、現在83歳のジェーン・フォンダの異常なまでの若さの秘密って？

アンディ・ガルシアとリチャード・ドレイファスが良いな。

ダイアンの娘ジルとエイドリアンが母を心配しまくる姿が面白い。

キャンディス映画はwowowで見た「ハリウッド・スキャンダル／2017」以来。シアターでは「ガンジー／1982」の後鑑賞していない…多分。

キャンディス・バーゲンは若い頃の聡明で美しいイメージしかないので本作では相当なギャップあり！

全く気がつかなかったけど近所の人役で「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の原作者E.L.ジェイムズが出演していたらしい（ノンクレジット）。

プロデューサーのビル・ホールダーマン初監督作品。

本作はアメリカで大ヒット！日本でもようやく公開された。豪華なキャストで面白いのに日本で長らく公開されなかったのが不思議？

ダイアンに「ロンドン、人生始めます／2017」のダイアン・キートン。

ヴィヴィアンに「大統領の執事の涙／2013」「あなたを見送る7日間／2014」のジェーン・フォンダ。

シャロンに「デンジャラス・ビューティー／2000」のキャンディス・バーゲン。

キャロルに「ブルックリンの恋人たち／2014」のメアリー・スティーンバージェン。

ミッチェルに「パッセンジャー／2016」「運び屋／2018」「マンマ・ミーア！　ヒア・ウィー・ゴー／2018」のアンディ・ガルシア。

ブルースに「幸せのポートレート／2005」「カンパニー・メン／2010」のクレイグ T.ネルソン。

アーサーに「ナイブズ・アウト　名探偵と刃の館の秘密／2019」のドン・ジョンソン。

ジョージに「殺し屋／2018」のリチャード・ドレイファス。

ジルに「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア／2017」のアリシア・シルヴァーストーン。

エイドリアンに「追憶の森／2015」「ザ・ギフト／2015」のケイティ・アセルトン。

監督、脚本はビル・ホールダーマン。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて