2020年 12月 16日
「100日間のシンプルライフ」
「100 Dinge」…aka「100 Things」2018 ドイツ


ベルリンに暮らすパウルとトニーは幼なじみでビジネスパートナー。ある日、スマホ依存症のパウルと、コンプレックスの塊のトニーは大げんかをし、酔った勢いで賭けをする。それは全ての家財道具を倉庫に預け、100日間で1日1つずつ必要なモノを取り戻していくというとんでもない勝負だった…
アプリ開発事業のビジネスは順風満帆で、スマホでモノを買いまくり、それらに囲まれ独身生活を楽しむリッチな男パウロ。共同経営者のトニーもちろんリッチでハンサムだが、髪が薄くなりつつあることにコンプレックスを抱えている。
映画はフィンランドで一大ムーブメントを起こしたドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』をベースに作られたという。
好きなモノに囲まれ自由気ままに暮らしていた2人が、ある日突然所持金ゼロから再スタートすることになる。おまけにトニーが好きになったルーシーも買い物依存症だった。
映画はスラップスティック・コメディのノリ。
ドイツ映画で大笑いするものってあまり観たことがない。こちらはかなり笑えて楽しかった。
主演のパウルとトニーはもちろん、パウルの祖母オマが笑える。映画を見ている間は全く気付かなかったが、オマを演じるカタリナ・タルバッハは老けメイクをしていたのだ。彼女はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した「ブリキの太鼓/1979」に出演したドイツ女優。
フロリアン・ダービト・フィッツの「ヴィンセントは海へ行きたい/2010」はとても良い映画だった。その後はコミカルなキャラが似合う。 マティアス・シュヴァイクホファーは断然コメディが似合うな。
トニー・カッツに「ゲットバック 奪還/2016」のマティアス・シュヴァイクホファー。
ルーシーに「君がくれたグッドライフ/2014」のミリアム・シュタイン。
レナーテ・コナスキーに「君がくれたグッドライフ」のハンネローレ・エルスナー。
ヴォルフガング・コナスキーに「ドレスデン、運命の日/2006」のヴォルフガング・シュトゥンフ。
オマ・コナスキーに「ルートヴィヒ/2012」のカタリナ・タルバッハ。
監督、脚本、出演(パウル・コナスキー)は「お名前はアドルフ?/2018」のフロリアン・ダービト・フィッツ。
グランドシネマサンシャインにて

