2020年 09月 03日
「ポルトガル、夏の終わり」
「Frankie」2019 フランス/ポルトガル
ある年の夏の終わり。著名な女優フランキーは家族全員と友人アイリーンを呼び、ポルトガル、シントラで最後のバカンスを過ごそうと考える…
ドラマのオープニング…ホテルのプールで上半身ヌードで泳ぐフランキーに”人に見られるよ!”と言う女の子。フランキーはそれに対して”私は写真映え(フォトジェニック)するのよ。”と答える。後にフランキーに声をかけた女の子は彼女の義理の孫マヤだとわかる。
フランキーは息子ポール、義理の娘シルヴィアとホテルの部屋にいる。シルヴィアは夫イアンと上手くいっていなくて離婚を考えていた。
フランキーの夫ジミーはアイリーンと町で偶然に出くわす。その後フランキーの元夫ミシェルがポルトガル人ガイドのティアゴを伴ってやって来る。
ガンに冒されたフランキーは自らの死が近いことを予感し招集をかけたのだ。なぜ家族だけの集まりに一人だけ友人が?と思っていたら…
アイリーンはニューヨークを拠点に活躍するヘアメイクアップアーティスト。そして少々頼りない独身の息子ポールはニューヨークに移住する予定。そこでフランキーはポールとアイリーンを結びつけようと計画したのだ。しかし事はフランキーの思い通りには行かなかった。アイリーンは写真家の恋人ゲイリーを伴ってやって来たのだ。
オフィシャルサイトに”映画史に残る、繊細で美しいエンディングに胸が震える…”とあった。
胸が震えるなんて作品ではない。この映画はポルトガルの世界遺産の町シントラの美しい景色を楽しむことができれば良い。しかしながらゴージャスな出演陣の中にあって小柄のイザベルの存在感はさすが!
出演陣の中にガイドのティアゴを演じるカルロト・コッタがいた。ポルトガル人俳優にお目にかかることは滅多にない。「皇帝と公爵」以来のカルロト。この俳優を知ったのは「ミステリーズ 運命のリスボン/2010」で、出演作品は「熱波/2012」が一押し。
フランキーに「グレタ GRETA/2018」のイザベル・ユペール。
ジミーに「ロンドン、人生始めます/2018」のブレンダン・グリーソン。
ポールに「2重螺旋の恋人/2017」のジェレミー・レニエ。
ミシェルに「冬時間のパリ/2018」のパスカル・グレゴリー。
アイリーンに「マネー・ショート 華麗なる大逆転/2015」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム/2019」のマリサ・トメイ。
ゲイリーに「ハッピーエンドが書けるまで/2012」のグレッグ・キニア。
シルヴィアに「SHERLOCK/2010~2017:TVシリーズ」のヴィネット・ロビンソン。
イアンに「ジュピター/2015」のアリヨン・バカレ。
マヤにセニア・ナニュア。
ティアゴに「皇帝と公爵/2012」のカルロト・コッタ。
監督、脚本は「あぁ、結婚生活/2007」「人生は小説よりも奇なり /2014」のアイラ・サックス。
Bunkamura ル・シネマにて
ちょっと意味深ですね?
そうですね。
ドラマの展開も意味深かも知れません。
映像が美しかったです!
シントラの町が見れて感動しました!あの神秘的な森~!!
小柄で細いユペールの存在感も素晴らしいですね。
気になるイケメンガイド(笑)ご存じなのですね、さすがです~(*^-^*)「ミステリーズ 運命のリスボン」は観てるのに全く記憶にありませんでした。「熱波」が気になります~~。
こんにちは
森神秘的でしたよね。
イザベルユペールはあの小さな身体でとても存在感のある女優です。
やはり上手いのでしょうね。
気になるイケメンガイド...
「ミステリーズ 運命のリスボン」のカルロトの出番は少ないですが
貴族役が似合っていました。
基本的にイケメンて好きじゃないのですが「熱波」の彼がとても良かったんです。