2020年 04月 19日
欧州ミステリー「オルデンハイム~12の悲劇~」全12話
「De 12 van Oldenheim」2017 オランダ
ジャーナリストのペギーはイラクから久しぶりに故郷へ戻って来る。銀行員の妹スースの家に身を寄せたペギーは父親ルートに会いに行くが、近所に住むアーレントとダニエレ夫婦の娘を車ではね死なせてしまったことから酒浸りの日々を送っている。
一方で流星群が夜空をちりばめた夜、フェルトホーヴェン家の16歳の長女ニーネが精神科医フィクトールの息子リックと湖でデートする…
最初に行方不明になったのはニーネ。その後住民が次々と失踪する。
アムステルダムからやって来た刑事ダマーニは事情聴取する中でペギーと出会う。ペギーはPTSDに苦しみ、おまけに父とも妹ともギクシャクするので町を去ろうと考えていた。しかし次から次へと起こる失踪事件を無視することはできなかった。おまけにダマーニから”君が町に戻ってきてから事件が起こり始めた”なんて言われるし...。
ダマーニは”これは失踪が偶然重なったのか、連続殺人事件なのか、それとも超常現象なのか?”と疑い始める。
小さな町に住む人々が次から次へといなくなる。実際にあのようなことはことあり得ない!ポルターガイスト現象?それともオカルト?なんて思ったりもした。
失踪する人間の星座を確認し、次はあの星座?なんて考えるペギーの行動はとても西洋的で興味深い。
刑事のダマーニとイラク帰りのジャーナリスト、ペギーがコンビのような感じで事件を解決していくプロセスが面白かった。
ドラマはペギーとダマーニを軸に描かれるが登場人物がとても多い。そして彼らが蜘蛛の巣みたいに繋がっている様は上手い描き方だなと感心する。
これはHDDに長く眠っていた海外ドラマ。12話もあるのでイッキ見できない。で、放置状態だったが今回Stay homeでイッキ見(二日間)できた。
Netでも知っていたが、TVでミニシアター存続の危機にあると訴える渋谷ユーロスペースの姿を見て、ミニシアターの経営は大変なことになっているなと一映画ファンとして心配になる。
ペギーに「コレクター 暴かれたナチスの真実/2016」のノーチェ・ヘルラール。
刑事ダマーニに「ナチスの犬/2012」のナスルディン・チャー。
スースにハイタ・ヤンセン。
ルートに「コレクター 暴かれたナチスの真実/2016」のアウス・フレイダヌス。
フリッツにレイナウト・ブッスマーカー。
エマにサスキヤ・テンミンク。
ニーネにロース・ヴィルティンク。
ヘルベンにトール・ブラウン。
ヴァウトにエリック・ファン・サウアース。
アーレントにケース・ボート。
ダニエレにリフカ・ロダイセン。
フェーラにオルハ・サウダーフック。
フィクトールにフェジャ・ファン・フェット。
リックにコ・サンドフリット。
ネールチェにエリス・ファン・デン・ブリンク。
マーフィンに「コレクター 暴かれたナチスの真実/2016」のヒィ・クレメンス。
フェリックスにリシャート・フーネンダイク。
トーマスにカ・ヤンセン。
エルナスにバハレ・ボルズー。
牧師にヘールト・ラヘフィーン。
wowowにて