「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」

「The Aeronauts」2019 UK／USA

”気球で上空１万メートルを超える最高高度を記録した実在の気象学者をモデルに描く冒険アドベンチャー。”

1862年のロンドン。気象学者のジェームズは天気を予想できると考えていたが、学会からは馬鹿馬鹿しいことだと思われ、調査費用を集めるのも難しい有様だった。しかし諦めきれないジェームズは、あるパーティで知り合った気球操縦士のアメリアに”空に連れて行って欲しい”と頼みこむ。アメリアは2年前に夫を亡くしてから生きる気力をなくし、空に行くこともためらっていた。しかし彼の熱心さに押されついに決意する。

ドラマは巨大な気球を前にしてジェームズがアメリアを待つシーンから始まる。

芝居染みた登場を見せるアメリアに拍手喝采の観客たち。あのド派手なシーンは迫力あった。

本作は「博士と彼女のセオリー／2014」のエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズの共演でヒットを狙った作品？

高さ600メートルの気球のシーン。

オフィシャルサイトのプロダクションノートにフェリシティ自身が空で演技したと記されていて驚いた。

酸素が薄くなる空でフラフラになりながら観測するジェームズと、高度を上げ過ぎた気球を制御しようと奔走するアメリア。そのシーンは臨場感があって見応えがあった。

確かに冒険アドベンチャー映画である。

アメリアに「ビリーブ　未来への大逆転／2018」のフェリシティ・ジョーンズ。

ジェームズに「リリーのすべて／2015」「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生／2018」のエディ・レッドメイン。

ジョンに「イエスタデイ／2019」のヒメーシュ・パテル。

アントニアに「アイ・イン・ザ・スカイ　世界一安全な戦場／2015」のフィービー・フォックス。

ピエールに「15ミニッツ・ウォー／2019」のヴァンサン・ペレーズ。

監督は「戦争と平和（TVドラマ）／2016」のトム・ハーパー。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて