2019年 11月 05日
「フッド:ザ・ビギニング」
「Robin Hood」 2018 USA


イングランド、ノッティンガム。若き領主のロビン・ロクスリーは恋人のマリアンと幸せな日々を過ごしていた。ところが十字軍の遠征に出征を命じられる。そしてロビンはマリアンに”戻って来るまで待っていてくれ!”と言い残し戦地へと向かう。4年後帰国したロビンは領地も財産も没収された上戦死したことにされていた。そんな折、戦地で敵として戦ったジョンが現れる…
”戻って来るまで待っていてくれ!”と言ったロビンだったが、マリアンはウィルと暮らしていた。彼女はロビンが戦死したと信じていたのだ。打ちひしがれるロビンにジョンがある計画を提案する。それは二人で手を組み腐敗した政府へ反逆することだった。
本作は新解釈の”ロビンフッド”らしい。マリアンとの関係もなんだか今風。でも弓矢の名手であるロビンが弓矢で活躍する姿はしっかりと描かれている。「キングスマン/2014」で華麗なアクションを見せたタロンのパフォーマンスはナイス。
「Robin Hood」映画は、過去にケヴィン・コスナーの「ロビン・フッド/1991」とラッセル・クロウの「ロビン・フッド/2010」そしてS・コネリー&A・ヘプバーンの「ロビンとマリアン/1976」を見ている。そういえばラッセル・クロウ版のレビューにも書いていた。
それぞれロビンとマリアンの描き方が違っていて見比べるのは面白いかも知れない。
「Ray/レイ/2004」でオスカーを受賞したジェイミー・フォックスの中世ものは初めて。歳を重ねた彼は同じくアフリカン・アメリカン俳優のモーガン・フリーマンの雰囲気で、これからもこういった映画に出演してくれたら良いな。
ケヴィン・コスナー版にモーガン・フリーマンが出演している。
本国ではかれこれ1年前に公開。Hollywood Expressで、何度も映画化されているので少々飽きられたのか?みたいなコメントがあったのを思い出した。そして日本でもやっと公開。
タロンを一躍スターにした「キングスマンシリーズ」。
第3作「The King's Man/キングスマン: ファースト・エージェント/2020」にはタロンもコリンもマークも出演しない。
レイフ・ファインズ、マシュー・グード、ジェマ・アタートン、リス・エヴァンス他の顔ぶれで、ハリス・ディキンソンが新たなエージェントで活躍する。
タロンもコリンもマークも出演しない「キングスマン」は少々つまらないかも?
ロビン・ロクスリーに「ロケットマン/2019」のタロン・エガートン。
ヤキヤ/ジョンに「ホワイトハウス・ダウン/2013」「ベイビー・ドライバー/2017」のジェイミー・フォックス。
ノッティンガム州長官に「キング/2019」のベン・メンデルソーン。
マリアンに「パピヨン/2017」のイヴ・ヒューソン。
ウィルに「プライベート・ウォー/2018」のジェイミー・ドーナン。
タック修道士にティム・ミンチン。
ギズボーンに「ベルファスト71/2014」のポール・アンダーソン。
枢機卿に「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」のF・マーレイ・エイブラハム。
TOHOシネマズ日比谷にて
愛しの女性が他人の嫁になっていても、ワタシ的にまったく動揺しなかったのは
きっと、マリアンという女性にあまり興味がなかったからかもしれません^^;
ロビンフッドって伝説の人物だから作り手によって異なった姿になっても
別段OKな気もしますね。今回のロビンはホント若かったです。
そしてマリアンは他人の嫁になるの早かったです。
本作のマリアンは少々魅力に欠けましたね。

