2019年 09月 12日
「ロケットマン」
「Rocketman」2019 UK/USA/カナダ
”伝説的ロック・ミュージシャン、エルトン・ジョンの波瀾万丈の音楽人生を描いた音楽伝記ドラマ。”
エルトンは70年代から聞いていたので”エルトン・ジョンの波瀾万丈の音楽人生”を描く本作はとても楽しみにしていた。そして彼の曲は聞いていたけど”不仲な両親のもとに生まれ、愛のない家庭に育った少年時代”というのは全く知らなかった。おまけにピアノの才能がスゴい!クラシックを耳で聞いただけで弾けるなんて…。アル中、ヤク中を克服したことも知らなくて、ド派手な衣装はエルトンを演じる最大の演出で、その下には弱い自分を隠していたなんて…。アル中、ヤク中、過食症と闘ったエルトン。でも買い物依存症は今でも続いているそう。
そういや「キングスマン ゴールデン・サークル」でジュリアン・ムーアに”エルトン!ガーシュウィン弾いて!”って言われて演奏していたのを思いだした。
ミュージカルのような展開のドラマはとても見ごたえがある。”Your Song”が出来上がる過程が素敵。
バーニー・トーピン役のジェイミー・ベルや、ジョン・リードを演じるリチャード・マッデンもナイスキャスティング。ブライス・ダラス・ハワードがタロンのママ役とは少々驚いた。
オフィシャルHPに”多彩でカリスマ性を備えた演技”と称賛しているように、タロン・エガートンは、英国のスキージャンプのオリンピック代表選手マイケル・エドワーズの伝記(半生)映画「イーグル・ジャンプ」でも主人公を熱演。本作ではエルトンの楽曲を大熱唱している。
多分wowowで放送していたグラミー賞の授賞式だったと記憶するが、エルトン&バーニーが出演。彼らの楽曲を有名シンガーが歌い、エルトン&バーニーを讃えていた。
映画の中で”喧嘩したのは最初の一度だけ、ずっと上手くいっている”。みたいな台詞があった。二人のコンビの長さはスゴい。
”Your Song”を始めとして、マリリン・モンローに捧げた”Candle in the Wind”は後に亡くなったプリンセス・ダイアナにも。そしてこのメロディは素晴らしい。
クラシックから入った音楽家ならではのメロディメーカー、エルトンのナイスな楽曲あげたらきりがないけど”可愛いダンサー/Tiny Dancer”と”Daniel”はお気に入りソング。
エルトン・ジョンに「キングスマン ゴールデン・サークル/2017」「ビリオネア・ボーイズ・クラブ/2018」のタロン・エガートン。
バーニー・トーピンに「リヴァプール、最後の恋/2017」のジェイミー・ベル。
ジョン・リードに「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」のリチャード・マッデン。
シーラ・フェアブラザーに「ヴィレッジ/2004」「ピートと秘密の友達/2016」「ジュラシック・ワールド/炎の王国/2018」のブライス・ダラス・ハワード。
アイヴィーに「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期/2016」のジェマ・ジョーンズ。
監督は「サンシャイン/歌声が響く街/2013」「イーグル・ジャンプ/2016」「アニー・イン・ザ・ターミナル/2018:出演」の デクスター・フレッチャー。
TOHOシネマズ日比谷にて
音楽映画が好きなので、私も見るのを楽しみにしていました。
エルトンの音楽や、華やかな活躍の部分しか知らなかったので
彼の苦悩を知って衝撃を受けました。
でも最後に自分を受け入れられるようになるラストは感動的でした。
タロンの演技もすばらしかったですね。
彼は「イーグル・ジャンプ」のマイケル・エドワーズの時にも思いましたが
心の痛みを演じるのがうまいなーと思います。
バーニーを演じたジェイミー・ベルもよかったです。
いつも見に来てくださってありがとう。
才能豊かなエルトンの人となりを知ったドラマでした。
今までかなり変な人?のイメージでしたが、ド派手な衣装も彼の演出と知りました。
いやいや演じるタロンすごいです!
来日した時の記事など読みましたが、良い人って感じでファンになりました。
来月公開される「フッド:ザ・ビギニング」見てみたいです。
歳を重ねるごとにジェイミー素敵になってますね。