2019年 09月 09日
「ガーンジー島の読書会の秘密」
「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」 2018 UK/フランス/USA
1946年、英国ロンドン。街は第二次世界大戦終結の喜びに沸いていたが、作家のジュリエット・アシュトンは戦争で両親を亡くしていた。ある時、ひょんなことから一冊の本に出会ったジュリエットは”ガーンジー島の読書会”のメンバーと手紙を交わすようになる。やがて読書会に興味を抱いた彼女は彼らを取材しようとガーンジー島を訪れる。大戦中ガーンジー島は英国で唯一ドイツ軍の占領下にあり、読書会の創設者エリザベスがナチに怯えるメンバーを支えていた。ガーンジー島に到着したジュリエットはエリザベスを訪ねるがそこに彼女の姿はなかった…
物語が進むに連れてドイツ軍に占領されていた時の”ガーンジー島の読書会”のメンバーの秘密が解き明かされて行く。
ロケされたデヴォン州のクロヴリー、ビディフォード、そしてコーンウオールの景色が素晴らしく美しくてドラマに引き込まれる。しかしながらこのドラマ結末が見え見えで…でも中々素敵なミステリーロマンだった。ついでながら原作はベストセラー小説。
長い原タイトルにある”Potato Peel Pie”。戦時中、食料不足に悩む人々がポテトの皮でアレンジしたユニークなパイ。食べたジュリエットも”不味い!”って言っていたけど。
ジュリエットのアメリカ人のフィアンセ、マーク・レイノルズの存在はナシでも良いのではないのか?なんて思ったけど...。
おいしい役は全てミキール・ハースマンに行ってしまった感じ。
ミキール・ハースマンは「アデライン、100年目の恋」も素敵だったけど、「ゲーム・オブ・スローンズ 第5章&第6章/2015~2016」のダーリオ・ナハーリス役がゴージャス。
リリー・ジェームズは時代物が実に似合う。ということは顔が古風?
ジュリエット・アシュトンに「偽りの忠誠 ナチスが愛した女/2016」「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男/2017」のリリー・ジェームズ。
ドーシー・アダムズに「アデライン、100年目の恋/2015」「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風/2016」「夫の秘密/2018」のミキール・ハースマン。
シドニー・スタークに「セルフレス/覚醒した記憶/2015」「ベロニカとの記憶/2017」のマシュー・グード。
マーク・レイノルズに「ドリーム/2016」のグレン・パウエル。
エリザベス・マッケンナに「マイ ビューティフル ガーデン/2016」にジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。
アイソラ・プリビーに「パイレーツ・ロック/2009」のキャサリン・パーキンソン。
エベ・ラムジーに「さざなみ/2015」のトム・コートネイ。
アメリア・モーグリーに「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2015」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」のペネロープ・ウィルトン。
ホテルの女主人シャーロット・スティンプルに「男と女、モントーク岬で/2017」のブロナー・ギャラガー。
原作はメアリー・アン・シェイファー&アニー・バロウズの「ガーンジー島の読書会の秘密」。
監督は「モナリザ・スマイル/2003」「コレラの時代の愛/2007」のマイク・ニューウェル。
TOHOシネマズシャンテにて