2019年 08月 29日
「マイ・エンジェル」
「Gueule d'ange」…aka「Angel Face」2018 フランス
南フランス、コート・ダジュール。シングルマザーのマルレーヌは8歳の娘エリーをマイ・エンジェル・フェイスと呼び愛情を注いでいる。そんなマルレーヌは奔放で男関係にだらしなく酒癖も悪い。その日暮らしの日々を送っていたが、ようやく再婚相手のジャンとの結婚にこぎつけ式を挙げる。しかし式後酔った勢いで男と関係を持ってしまう。それを知ったジャンは彼女から去って行く。そして再び新しい男を見つけたマルレーヌは彼と過ごすため、アパルトマンにエリーを置き去りにしてしまう…
娘エリーをとてもとても愛しているのだけど、上手く接することができない母。ベッドにいるマルレーヌがエリーに”眠れないから歌を歌って”と言うのだ。どちらが親で、どちらが子供?と思ってしまう。そうエリーはとても大人びた子供。でもそれは母が子供のようだから…。
トレーラーハウスで暮らす青年フリオとエリーとの出会い…ワケありで家族と断絶状態のフリオと、母に捨てられたと思っているエリー。二人は次第に心を通わせて行く。
自身の喜びを優先して子育て放棄の母親。学校でイジメにあっている娘。そして家族に無視される青年。とにかく3人はとてつもない孤独を抱えている。ラスト、フリオに助けを求めたマルレーヌは娘の心を取り戻せたのだろうか?
マリオン・コティヤールのこのような役柄は初めて見たと思うが、映画の脚本に魅せられたらしい。
8歳の少女エリー役のエイリーヌ・アクソイ=エテックスがスゴく可愛くて、おまけにとても大人びていて驚く。
上映館が有楽町だったのでマリオン、ファンのojisanが多かった。
マルレーヌに「愛を綴る女/2016」のマリオン・コティヤール。
エリーにエイリーヌ・アクソイ=エテックス。
フリオに「ザ・スクワッド/2015」のアルバン・ルノワール。
キアラにアメリ・ドール。
ジャンにステファーヌ・リドー。
監督、脚本はヴァネッサ・フィロ。
有楽町スバル座にて