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「北の果ての小さな村で」

Une année polaire…akaA Polar Year2018 フランス

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デンマーク人教師アンダース・ヴィーデゴー

少年アサー・ボアセン

アサーの祖父母ガーティとトマシーネ

住民ジュリアス

猟師トビアスと出演者は全て本人。

監督、脚本、撮影はサミュエル・コラルデ。


デンマークで7代にわたって続く農家の一人息子アンダース・ヴィーデゴーは家業を継ぐことにためらいを感じ、父の反対を押し切り教師になることを選択する。アンダースが教師として赴任したのはグリーンランド東部にある人口80人の村、チニツキラーク。やがて小学校での授業が始まるが、10人の子供たちとの意思疎通もはかれないまま、言葉も習慣も異なる極寒の地で孤立無援に陥りそうになる。そんなある日、生徒のアサーが連絡もなしに1週間学校を休む事態が起こる。気になったアンダースがアサーの家を訪ねると、祖母のトマシーネが孫は犬ぞりで祖父と狩りに出かけた。と言う。アンダースは学校での授業の大切さを力説するが、トマシーネは聞く耳を持たない。困り果てたアンダースはジュリアスに相談する。


デンマーク語を教えるためデンマークからやってきたアンダース。しかしグリーンランドの子供たちは自分たちの言葉で会話して、通じないアンダースを悩ます。そんなアンダースはグリーンランド語を学びたいと思ったりする。ある時、村に住むイヌイットの女性がヨーロッパ人は自分たちイヌイットを軽蔑している。アンダースに訴えるが言葉は通じていない。


アンダース、アサー、ジュリアス、そして猟師のトビアスたちが犬ゾリで狩りをするシーンが素晴らしく美しい。狩りで獲物を得て生活する人々ながら、子供を連れた北極クマには銃を向けなかった。それは彼らの情が嬉しいシーン。

アンダースは生活を共にした狩りで村人に歩み寄り、心を寄せあうことができたに違いない。

まるでドキュメンタリーのようなハートフル・ドラマは静かな感動を呼ぶ。

フランス人監督サミュエル・コラルデはグリーンランドに魅せられこの映画を作ったという。


少し前にTVでグリーンランドの夏の気温が17度に達し氷が溶けて犬たちが水の中を走る姿を見てとても驚いた。

アメリカの大統領が天然資源が豊富なグリーンランドを買収したい!と発言。しかしグリーンランドの首相はグリーンランドは売り出してはいない!とコメント。そうしたら予定していたグリーンランド訪問を延期したとか?


シネスイッチ銀座にて


by margot2005 | 2019-08-21 23:11 | フランス | Comments(0)
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