2019年 08月 03日
カリコレ2019…「ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線」
「L'amour est une fête」…aka「Paris Pigalle 」2018 フランス/ベルギー
80年代のフランス、パリ。中年刑事のジョルジュと、真面目で神経質な刑事マルタンの二人がポルノ業界の脱税を一掃するため、風俗街のピガールに潜入捜査を命じられる。異名を使って潜入した二人の場所は男にとってパラダイスだった。そんなある日、彼らが経営するポルノクラブが何者かによって襲撃される。やがてターゲットである業界のドン、モーリス・ヴァジェルが手を差し伸べて来る…
本作は二人の刑事がポルノビジネスで大成功を収めた実話をもとに描いたコメディドラマ。嘘みたいなホントの話で驚いた。
ポルノ女優カプリスと刑事マルタンのエピソードも事実?
セックスとドラッグまみれの世界に潜入した刑事がポルノ業界にどっぷりハマってしまって…捜査はどうなる?捜査は後回しなんて感じだったが…。
ストーリーの80%位はポルノ業界を描いていて、ちょっと目を離していたら(居眠りしていたら)、鑑賞後、これは単なるポルノ映画だったのか?と思ってしまうかも知れない。
ラストはドラマの展開とは真逆に爽やかムードたっぷりでトレビアンだった。
ギョーム・カネがハンサムで真面目で神経質な刑事。そしてジル・ルルーシュが荒っぽくてイケイケの中年刑事と、配役が絶妙。
ギョーム・カネは40代になって、シワが増えても若くて、20年前の「ザ・ビーチ/1999」の彼を思いだしてしまう。
ジョルジュに「ジブラルタルの罠/2013」「セラヴィ!/2017」「ナチス第三の男/2017」のジル・ルルーシュ。
モーリス・ヴァジェルに「偉大なるマルグリット/2015」のミシェル・フォー。
ヴィルジニー/カプリスにカミーユ・ラザ。
監督は「次は、心臓を狙う。/2014:監督、脚本」「女神よ、銃を撃て/2017:脚本」のセドリック・アンジェ。
新宿シネマカリテにて