2019年 07月 30日
カリコレ2019…「殺し屋」
「Asher」2018 USA

ニューヨーク、ブルックリン。アッシャーは長年にわたって第一線で活躍してきた伝説の殺し屋。しかし古傷に蝕まれる身体は悲鳴を上げている。そんなある日、標的の家の前で体調を崩し倒れてしまうが、バレエ講師のソフィーに助けられる…
長年一人で生きてきたアッシャーもソフィーと出会い、次第に彼女が心の支えとなっていくが、ソフィーは中々心を開こうとしない。そしてソフィーもアッシャー同様独り身で、おまけに認知症の母ドーラまで抱え込んでいた。
ある時、アッシャーにウジエルたち他の殺し屋とチームを組んで対抗勢力を潰す使命が舞い込む。誰かと組めば必ず失敗すると確信する一匹狼のアッシャーだったが、ボスのアヴィからの命令には逆らえない。やがてアッシャーは銃撃戦には成功するが、裏には隠されたワナがあった。
ポスターにある傘をさして銃を構えるアッシャー。傘の使い方がとてもユニークで面白い。
カリコレ2019が選んだ本作はナイスなサスペンス・アクション・ドラマで、アメリカ映画らしくハッピーなエンディングだった。
「ムーン・ウォーカーズ」を見てロン・パールマンのあのデカい顔が完全にインプットされた。で、これはちょっと見てみたいなと思った一作。ロン・パールマン殺し屋似合い過ぎ!
リチャード・ドレイファス健在なり。
レビューは書かなかったが、昨年の秋にシアターで鑑賞した「バグダッド・スキャンダル」に出演していたジャクリーン・ビセット。その映画では前半で亡くなる役。本作では認知症老人で自殺する役。かつての美女ジャクリーン・ビセットも、もはや老人役しかこない?
アッシャーに「ムーン・ウォーカーズ/2015」のロン・パールマン。
ソフィーに「96時間/レクイエム/2014」「シャロン・ストーン バースデー狂騒曲/2017」のファムケ・ヤンセン。
ドーラに 「2重螺旋の恋人/2017」「バグダッド・スキャンダル/2018」のジャクリーン・ビセット。
エイブラムに「ミリオンダラー・ベイビー/2004」「リミットレス/2011」のネッド・アイゼンバーグ。
ウジエルに「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」のピーター・ファシネリ。
アヴィに「ブッシュ/2008」「RED/レッド/2010」のリチャード・ドレイファス。
マリーナに「ラブストーリーズ コナーの涙</2013」のマルタ・ミランス。
監督は「メンフィス・ベル/1990」「ルワンダの涙/2005」のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。
新宿シネマカリテにて

