2019年 07月 16日
「家族にサルーテ! イスキア島は大騒動」
「A casa tutti bene」…aka「There's No Place Like Home」2018 イタリア

イタリア、イスキア島に暮らすピエトロとアルバは結婚50年。ある日、金婚式を祝って20人近い親族が集まり、式の後パーティが開催され全員上機嫌の様子。やがてお開きになる頃天候の急変で帰りのフェリーが欠航になり、島から出られない人々は急遽夫妻の屋敷やペンションに泊まるハメになる…
群像劇だから仕方がないが少々登場人物多過ぎない?全て親戚だらか余計にややこしい。
美しい島、イスキア島が舞台なのに、ドラマは全く美しくなくて、コメディなのだけどあまり笑えない。
一緒に過ごすハメになった親族一同は全くもって予期せぬ出来事だった。そして時間がたつにつれて抑えていた本音があらわになり、それぞれの家族の秘密が暴露されていく。
露骨に敵意をむきだしにし、周りに誰がいようがお構いなしに相手を攻撃する女性たち。彼女たちは紛れもなくラテンの血かと思える。
World Wideに活躍しているステファノ・アルコッシ&フランチェスコ・ファヴィーノを筆頭に豪華なイタリア人俳優の競演。でもドラマは騒々しばかりでつまらなかった。
パオロに「メイド・イン・イタリー/2018」「The New Pope(ピウス13世 美しき異端児)/2019」のステファノ・アルコッシ。
ジネーヴラに「カプチーノはお熱いうちに/2013」の カロリーナ・クレシェンティーニ。
イザベッラにエレナ・クッチ。
カルロに「修道士は沈黙する/2016」「レイチェル/2017」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
ベアトリーチェに「司令官とコウノトリ/2012」「ジョン・ウィック:チャプター2/2017」のクラウディア・ジェリーニ。
サンドロに「ムッソリーニとお茶を/1998」のマッシモ・ギーニ。
サラに「ナポレオンの愛人/2006」「イタリア的、恋愛マニュアル/2006」のサブリナ・インパッチャトーレ。
ピエトロに「ハンニバル/2001」「キング・アーサー/2004」のイヴァノ・マレスコッティ。
ルアナに「カプチーノはお熱いうちに」のジュリア・ミケリーニ。
マリアに「墓場なき野郎ども/1960」のサンドラ・ミーロ。
ディエゴに「いつだってやめられるー名誉学位/2017」のジャンパオロ・モレッリ。
アルバに「最後のキス/2001」のステファニア・サンドレッリ。
エレットラに「錆び/2011」「いつだってやめられるー名誉学位」のヴァレリア・ソラリーノ。
リッカルドに「はじまりは五つ星ホテルから/2013」のジャン・マルコ・トニャッツィ。
監督、脚本、原案は「パパが遺した物語/2015」のガブリエレ・ムッチーノ。
Bunkamura ル・シネマにて

