2019年 06月 18日
「誰もがそれを知っている」
「Todos lo saben 」…aka「 Everybody Knows」2018 スペイン/フランス/イタリア

アルゼンチンに暮らすラウラは妹アナの結婚式に出席するため故郷スペインに帰省する。老いた父や姉夫婦と再会したラウラは、幼馴染でワイン農家を営むパコとの再会も果たす。やがてアナの結婚式、そして式後に盛大なパーティが催される。そんな中、ラウラの娘イレーネが突然姿を消してしまう…
映画解説では”あらゆる観客の胸を締めつける家族の<秘密>をめぐる極上ヒューマン・サスペンス”と絶賛している。
”誰もがそれを知っている”のに、一番身近な(当事者含む)人が知らなかったなんて…。そして今更言う…ちょっとズルくない?なんて思った。
ハビエル&ペネロペはスペイン人だと知ってはいるのだが、二人揃ってInternational俳優なのでどこの国の人だった?なんて思ったりする。
やはり彼らには「それでも恋するバルセロナ/2008」のようにスペインが舞台の映画がしっくりとくる。
映画の主演はハビエル&ペネロペ。二人とも顔が派手だから?か、当然ながらすごい存在感あり。途中から出演のアレハンドロ役のリカルド・ダリンの存在がちょっと霞んでしまっている。ペネロペは圧倒的なオーラでヒロインを演じている。
ペネロペ映画を見るといつも観客にojisamaが多い。本作も有楽町で鑑賞したので余計に多かったような気がする。
サスペンス映画のわりにはサスペンスっぽくなくて、かつて恋人関係にあったラウラとパコ、そしてパコと妻のベアの描写がかなり多い。それほど描く必要があるのか?と、少々ダラダラ感がある。だが映画はハビエル&ペネロペを当て書きにして脚本が書かれたと言うので致し方ない。
アスガー・ファルハディらしからぬ映画に思えるのはスペインが舞台ということも考えられるが、あのラストは中々ナイス。
ラウラに「悪の法則/2013」「あなたのママになるために/2015」「オリエント急行殺人事件/2017」のペネロペ・クルス。
パコに「BIUTIFUL ビューティフル/2010」「007 スカイフォール/2012」「悪の法則」「ラスト・フェイス/2016」のハビエル・バルデム。
アレハンドロに「しあわせな人生の選択/2015」のリカルド・ダリン。
フェルナンドに「BIUTIFUL ビューティフル」「しあわせな人生の選択」のエドゥアルド・フェルナンデス。
ベアに「マジカル・ガール/2014」のバルバラ・レニー。
アナにインマ・クエスタ。
マリアナに「チェ 28歳の革命/2008」「チェ 39歳別れの手紙/2008」「しあわせな人生の選択」のエルビラ・ミンゲス。
アントニオにラモン・バレア。
イレーネにカルラ・カンプラ。
ロシオにサラ・サラモ。
フェリペにセルヒオ・カステヤノス。
監督、脚本は「セールスマン/2016」のアスガー・ファルハディ。
ヒューマントラストシネマ有楽町にて

