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「12か月の未来図」

Les grands esprits2017 フランス

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フランソワ・フーコーはフランスが誇る名門アンリ4世高校で国語を教えるエリート教師。父は著名な作家で妹キャロリンは彫金作家として活躍している。いわゆるブルジョワ一家で家庭も友人も職場もブルジョワだらけ。そんなフランソワがひょんなことから教育格差解消施策の一環として、パリ郊外の問題を抱える学校へ1年間限定で送り込まれる


映画解説に移民や貧困による教育格差が深刻化しているフランスの社会問題を背景に、問題中学校へと派遣された一人のエリート教師の挫折と奮闘を通して教育の意義と学ぶことの喜びをリアルかつ軽妙な筆致で描いた人間ドラマ。とある。


貧困層や移民の子供たちの教育問題を取り上げたフランス映画は「パリ20区、僕たちのクラス/2008」「ぼくたちのムッシュ・ラザール/2011」「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ/2016」「オーケストラ・クラス/2017」1作はカナダ製作)見ている。どの作品も訴えるものがあって素晴らしかった。本作も感動を呼ぶドラマだった。


アフリカからの移民たちの名前が覚えられなくて悪戦苦闘するフランソワ。パリから期間限定でやって来たエリート教師フランソワに敵対視する教師がいる一方で、フランソワの教え方を見習おうとする教師もいる。社会科教師クロエがその一人で、シングルのフランソワがフィアンセのいるクロエに一方的にを思いを寄せるなんだかフランス人らしからぬ行為が新鮮。


遠足に行ったヴェルサイユ宮殿でセドゥの取った行動が問題となり、協議の結果彼は退学となる。そこで立ち上がったのは他ならぬフランソワ。ことなかれ主義の校長に対抗し、セドゥを見事復学させることに成功する様はトレビアン!だった。

劣等感の塊だった生徒たちに学ぶことを教え自信を取り戻させることに成功したフランソワって...やるなぁ!!と感心しきり

僕もアンリ4世高校に入りたい!というセドゥに”一生懸命勉強すれば...”と答えるフランソワ。あのラストシーンには胸が熱くなる。


教師フランソワ・フーコーに「愛の犯罪者/2013」「盗聴者/2016」のドゥニ・ポダリデス。

セドゥにアブドゥライ・ディヤロ。

社会科教師クロエにポリーヌ・ユリュゲン。

キャロリンに「ジュリアン/2017」のレア・ドリュッケール。

監督、脚本はオリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル。


岩波ホールにて(5/17迄)


by margot2005 | 2019-05-12 21:30 | フランス | Comments(0)
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