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イタリア映画祭2019...「女性の名前」

Nome di donna」2018 イタリア

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シングルマザーのニーナは高級老人ケア施設の職を得、一人娘を伴いミラノからロンバルディアの小さな村に移り住む。やがて施設のフェッラーリ神父の面接を受け、介護士の臨時職員として働き始める。仕事を終えたある日、ニーナはいきなり施設長トッリに呼び出される。そしてあからさまなセクハラを受けたニーナは怒り心頭でその場を立ち去るのだった

セクシャル・ハラスメントをテーマにしたヒューマン・ドラマ。

何が起こるか知っていそうだった同僚に施設長トッリのセクハラを訴えるが、逆に批判されてしまう。上下関係が歴然としている職場でそれぞれに事情のある彼女たちは施設長トッリのセクハラを黙認していたのだ。そんな折、入居者の元大女優イネスの部屋にあったパンフレットに目を留める。そこにはセクシャル・ハラスメントのことが書かれていた。やがてその組織で活動する女性や弁護士に助けられニーナはトッリを告発するが、逆に名誉毀損で訴えられてしまう。

しかし引き下がることなど考えられないニーナは、以前イネスの世話をし、トッリからセクハラを受けていたソニアを探しあてる。そして施設長トッリの執務室に隠しカメラをセットして動かぬ証拠をつかむのだった。


2017年に起こった”Mee Too”を思い出した。施設長トッリの破廉恥ぶりには呆れ返る。隠しカメラは少々違法?と思ったけど..。

コリン・ファースが大好きな元大女優イネスの後押しや、ロヴェレ弁護士の活躍で破廉恥極まる施設長トッリを刑務所に送ることができた。トッリの弁護士ロッシも女性で、判決前に”今回は私の勝ちね!”とロッシに宣言するロヴェレの姿が印象的。

トッリの娘チェチリアがニーナと会い父親を批判する様も痛快だった。


ニーナを演じるクリスティアーナ・カポトンディは「副王家の血筋/副王家の一族/2007」ではキュートな少女役。年月がたち本作では深みのあるシングルマザーを演じていてとても素敵。 


ニーナに「マフィアは夏にしか殺らない/2013」のクリスティアーナ・カポトンディ。

マルコ・マリア・トッリに「レオパルディ/2014」のヴァレリオ・ビナスコ。

ルカにスカルノ・スカンダレッティ。

ティーナ・デッラ・ロヴェレ弁護士に「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女/2009」ミケーラ・チェスコン。

イネスに「輝ける青春/2003」アドリアーナアスティ。

フェッラーリ神父にベボ・ストルティ。

ロッシ弁護士にラウラ・マリノーニ。

チェチリア・トッリにリンダ・カリーディ。

ソニア・タレンティに「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」のヴァネッサ・スカレーラ。

監督は「輝ける青春/2003」「13才の夏に僕は生まれた/2005」のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。


有楽町朝日ホールにて


by margot2005 | 2019-05-04 23:47 | 映画祭 | Comments(0)
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