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「あなたはまだ帰ってこない」

La douleur…aka Memoir of Pain2017 フランス/ベルギー/スイス

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19446月、ナチス占領下のパリ。30歳のマルグリット・デュラスは作家デビューしたばかり。彼女は夫のロベールと共にレジスタンスの一員として活動していたが、ある日、ロベールがゲシュタポに捕まりどこかへ連れ去られてしまう。やがてマルグリットはゲシュタポの手先として働く刑事ラビエと面会する。ラビエはロベールの情報を教えるから会わないか?とマルグリットを誘惑する。マルグリットはレジスタンスの一員で愛人のディオニスに相談。そして情報をもらえるなら、だが気をつけて行動して..”と言うディオニスの言葉に勇気づけられ彼女はラビエとの待ち合わせ場所へと向かう


夫が捕まった後アパルトマンで一人暮らしするマルグリット。ほぼ全編にわたってマルグリットの語りが入り、今はアパルトマンにいない夫を登場させたり(回想ではない)、もう一人マルグリットを登場させたり(この意図は良くわからないけど)と、一風変わった手法あり。


しかしながら、フランス映画って時としてめちゃくちゃ辛気臭い。物語の舞台がナチス占領下のパリだからなのか?展開がゆったりしているから?

しかしながらヒロインのメラニー・ティエリーがトレビアン!

”痛み”が「あなたはまだ帰ってこない」になってしまう邦題のつけ方って...謎?


本作を見るきっかけとなったのはお気に入り俳優ブノワ・マジメルが出演しているからまぁでもブノワの出番はちょっと少なくてがっかりだった。

少し前wowowで見た「パリ、憎しみという名の罠」。ブノワはギャングがらみのドラマが似合う。

ヒロインを演じたメラニー・ティエリーはさまざまなキャラを演じ分ける素敵な女優。


ジャンヌ・モローがマルグリット・デュラスを演じた「デュラス 愛の最終章/2001」をフランス映画祭2002で鑑賞。それは一時期デュラスの若い恋人だったヤンとの物語。本作でも愛人ディオニスがいて、夫とは結局別れたことが描かれている。その後望んでいたディオニスとの息子を出産。他にもインドシナに住んでいた時に愛人もいたりして、マルグリット・デュラスは恋多き女だった様子。


マルグリット・デュラスに「天国でまた会おう/2017」のメラニー・ティエリー。

ピエール・ラビエに「太陽のめざめ/2015」「パリ、憎しみという名の罠/2017」のブノワ・マジメル。

ディオニス・マスコロ「パーソナル・ショッパー/2016」のバンジャマン・ビオレ。

フランソワ・モルランに「美しい人/2008」「キリマンジャロの雪/2011」のグレゴワール・ルプランス=ランゲ。

ロベール・アンテルムにエマニュエル・ブルデュー。

カッツ夫人にシュラミ・アダール。

監督、脚本はエマニュエル・フィンケル。

原作はマルグリット・デュラスの自伝的小説苦悩


Bunkamura ル・シネマ(既に上映終了)にて


by margot2005 | 2019-04-14 23:25 | フランス | Comments(0)
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