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「ちいさな独裁者」

Der Hauptmann…akaThe Captain2017 ドイツ/フランス/ポーランド

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第二次世界大戦末期の19454月。ドイツ軍は敗戦濃厚で軍規違反が相次いでいる。そんな中、若い兵士ヘロルトは部隊から脱走を謀る。どうにかこうにか軍の追跡を逃れたヘロルトはさまよう荒野に打ち捨てられた一台の車を発見する。座席にはナチス将校の軍服があり、思わずそれを身につけるヘロルト。やがて部隊からはぐれた兵士フライタークは将校の軍服を着たヘロルトと出くわしお供をさせてくださいと願い出る


道中で出会った兵士を従え総統直々の命を受けたとする、特殊部隊Hのリーダーへと成り上がっていくヘロルト。やがてついに脱走兵の収容所を訪れたヘロルトは、そこで自らの偽りの権力を振りかざし始める。

収容所でヘロルトはやりたい放題。総統直々の命を受けたというヘロルトの言葉は一時疑われるものの、本部とのやりとりの後大尉の権限に疑いはないと了承されるのだ。


脱走兵がナチスの大尉になりすましたわけ。なぜ?バレなかったのかすごく不思議だったが、ドイツは敗戦が濃厚で上層部は一人の大尉の身分を疑う余裕などなかったのではないか?なんて思った。そういえば、脱走兵の収容所でユンカーにどこかで見た顔だ!と盛んに言われていたがバレなかったし

映画を見て「THE WAVE ウェイヴ/2008」を思い出したが、本作も実在の人物がいるというから恐ろしい。


エンドロールの背景は現代のドイツ。軍服を着たヘロルトが街中の市民に言いがかりをつけている。あの映像は恐ろしくもあり面白くもありでとても斬新だった。

甘いマスクのアレクサンダー・フェーリングが冷血なナチの将校役であっと驚く。


ヴィリー・ヘロルトにマックス・フーバッヒャー。

フライタークにミラン・ペシェル。

キピンスキーに「THE WAVE ウェイヴ/2008」「血の伯爵夫人/2009」のフレデリック・ラウ。

ユンカーに「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み~」/2010」「顔のないヒトラーたち/2014」のアレクサンダー・フェーリング。

監督、脚本は「フライトプラン/2005「きみがぼくを見つけた日/2009」のロベルト・シュヴェンケ。


新宿武蔵野館にて


by margot2005 | 2019-03-14 00:26 | ドイツ | Comments(0)
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