2019年 03月 05日
「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」
「Rebel in the Rye/2017」USA

ケネス・スラウェンスキーのノンフィクション小説『サリンジャー 生涯91年の真実』をもとに若き日のJ.D.サリンジャーにスポットを当てた伝記ドラマ。
1939年、ニューヨーク。作家を目指す20歳のサリンジャーはコロンビア大学の創作文芸コースでウィット・バーネット教授と出会う。バーネットは編集者でもあり、彼のアドヴァイスのもと短編小説を書き始める。一方で劇作家ユージン・オニールの娘ウーナと恋に落ち青春を謳歌していた。しかし第二次世界大戦が勃発。志願兵となったサリンジャーはヨーロッパの最前線で地獄を経験することになる。終戦後、苦しみながらも書き溜めておいた初めての長編小説”ライ麦畑で捕まえて”を発表する。
都内では1/18から上映開始。地味なドラマながら隠れJ.D.サリンジャー ファンが多いのか?今だに上映していてちょっと驚き。「ライ麦畑で出会ったら/2015」を鑑賞していたのと、ニコラスの出演に見たかった一作。
J.D.サリンジャーがニューハンプシャー州、コーニッシュに自宅を構えクレアと暮らす日々までを描いている。
近隣から遮断すべくコーニッシュの自宅敷地に、サリンジャー自ら塀を建てるシーンが興味深い。
J.D.サリンジャーの伝記ドラマはとても見ごたえがあった。
英国人のニコラスがサリンジャー役?って少々違和感ない?と思っていたけど、これが意外にもOK。
そしてサリンジャーの恩師ウィット・バーネットを演じるケヴィン・スペイシーが素晴らしい。この方セクハラで裁判を起こされている身で、ショービズの世界からは追放状態。なんとも惜しい。ケヴィン素晴らしい俳優なのに…。
ゾーイはリー・トンプソンの娘。似てる??ゾーイ・ドゥイッチ映画はコメディしか見ていなくて、後にチャーリー・チャップリンの妻になるウーナ役は全く別人だった。
俳優&脚本家ダニー・ストロングの初監督作品。
J.D.サリンジャーに「ダーク・プレイス/2015」「アウトバーン/2016」「女王陛下のお気に入り/2018」のニコラス・ホルト。
ウィット・バーネットに「ビリオネア・ボーイズ・クラブ/2018」のケヴィン・スペイシー。
ウーナ・オニールに「ダーティ・グランパ/2016」「ウェディング・バトル アウトな男たち/2016」のゾーイ・ドゥイッチ。
ドロシー・オールディングに「オーシャンズ8/2018」のサラ・ポールソン。
父ソルに「ボーダーライン/2015」のヴィクター・ガーバー。
母ミリアムに「脳内ニューヨーク/2008」「リアル・スティール/2011」のホープ・デイヴィス。
クレアに「ボヘミアン・ラプソディ/2018」のルーシー・ボーイントン。
監督、脚本、製作はダニー・ストロング。
シネマカリテにて

