2019年 02月 28日
「女王陛下のお気に入り」
「The Favourite」2018 アイルランド/UK/USA


18世紀初頭のイングランドはフランスとの戦争が長期化している。イングランド軍を率いるのはモールバラ公爵で、彼の妻レディ・サラが病弱なアン女王に変わって、宮廷の実権を握り戦費の調達に奔走していた。サラはアン女王の幼馴染で実質上の女王的存在。そんなある日、サラの従妹で上流階級から没落した若い娘アビゲイルが宮廷にやって来る…
初めはサラの侍女だったアビゲイルが女王の”The Favourite/お気に入り”となるまでの過程を面白可笑しく描いている。
サラとアビゲイルの闘いが強烈。後に大蔵大臣となるロバート・ハーリーとのやりとりも見逃せない。
糖尿で目が弱い女王。しかし反面聴覚が鋭い。アビゲイルがウサギを踏んづける様(音)をきっと聞いていたに違いない。
一種独特の世界を描くヨルゴス・ランティモス。舞台は18世紀初頭のイングランドの宮廷。史実に基づいて描かれているそうだがヨルゴス・ランティモスの世界はやはり独特。
ラスト、ウサギが大きな役割を果たしているところがニクい。
ヨルゴス・ランティモス映画を見るのは「籠の中の乙女/2009」以来4作目。作品ごとに奇想天外模様が少し減っているように見え、本作はブラックな笑いが多くて密かに大笑いした。
オリビアとレイチェルは「ロブスター/2015」に続くヨルゴス・ランティモス映画への出演。
オリヴィア映画は「思秋期/2010」が素晴らしい。
レイチェル映画はサム・クラフリンと共演した時代物の「レイチェル/2017」をwowowで鑑賞。レイチェルは本作もそうだが時代物の似合う女優。
オリヴィア、エマ、レイチェルと皆適役で素晴らしいが、忘れてはならないのがニコラス・ホルト。ニコラス初時代物。メイクをしてウイッグをつけたニコラスが可笑しいやら可愛いやら、ナイスだった。
オスカーの主演女優賞をゲットしたオリヴィア・コールマン。授賞式では、思いがけない授賞を手放しで喜び、ウィットに富む授賞スピーチも拍手喝采。同じくノミネートされていたグレン・クローズには”あなたは私のアイドル!あなたに授賞してもらいたかったわ。”とか、レディ・ガガには”愛している!”なんてコメントして会場をわかしていたのが印象的。ヨルゴス・ランティモス監督もオリヴィアを祝福していたし…。彼女の授賞に会場は大いに盛り上がっていた。そして素顔のオリヴィア・コールマンはチャーミング。
アン女王に「オリエント急行殺人事件/2017」のオリヴィア・コールマン。
アビゲイル・ヒルに「ラ・ラ・ランド/2016」「バトル・オブ・ザ・セクシーズ/2017」のエマ・ストーン。
レディ・サラに「喜望峰の風に乗せて/2017」「レイチェル/2017」のレイチェル・ワイズ。
ロバート・ハーリーに「シングルマン/2009」「マッドマックス 怒りのデス・ロード/2015」「ダーク・プレイス/2015」「X-MEN:アポカリプス/2016」のニコラス・ホルト。
サミュエル・マシャムに「ベロニカとの記憶/2019」のジョー・アルウィン。
モールバラ公(ジョン・チャーチル)に「プーと大人になった僕/2018」のマーク・ゲイティス。
ゴドルフィンにジェームズ・スミス。
監督、製作は「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア/2017」のヨルゴス・ランティモス。
TOHOシネマズシャンテにて
本作のブラックユーモアに私はついていけなかったのですが
これでもランティモス監督にしてはソフトだったようで...
うーん、他の作品も気になります。
オリヴィアの「思秋期」も見てみたいです。
女優たちのバトルは見応えがありましたね。
そして白塗りのニコラス・ホルトがキュートでした☆
こんばんは
いつもコメントありがとうございます。
さてオリヴィアの「思秋期」はオススメです。
そしてセレンディピティさんにはこの監督作品はあまりおすすめでないかもですね。
「籠の中の乙女」は特におすすめではないです。
本作は今までの作品に比べてかなりソフトでした。
女優たちのバトル&キュートなニコラスは大満足でした。
こういう作品も撮れるんですね。
「籠の中の乙女」は、なんとしてでも見なくては(笑)
こんばんは
>ランティモス監督にしては意味の分かりやすい映画...
確かにそうでしたね。彼の作品はいつも難解ですから...。
ランティモスの宮廷ドラマって?本当驚きです。
「籠の中の乙女」是非ご鑑賞くださいまし。

