2018年 12月 21日
「マチルダ 禁断の恋」
「Matilda」2017 ロシア


19世紀のロシア。ロシア帝国の次期継承者ニコライには英国のヴィクトリア女王の孫娘アリックスという婚約者がいる。しかしある日、美しいバレリーナのマチルダ・クシェシンスカヤに一目で心奪われてしまう…
ロシア帝国のアレクサンドル3世が死去しニコライは王位を継ぐことになる。しかし心の準備ができていないニコライはマチルダとの逢瀬に酔いしれる。バレエ・ダンサーのマチルダは一時期ニコライの愛人だった。
”ニコライ2世の禁断の恋”を描いた本作は史実をもとに描いてはいるが、かなり大胆で、映画で描かれる恋する男ニコライのマチルダに対する情熱が凄まじい!
神聖化されているニコライ2世をスキャンダラスに描いていてロシアでは賛否両論だったというが確かにかなりスキャンダラスだった。
19世紀後半のサンクトペテルブルクを舞台に繰り広げられるドラマは、絢爛豪華な宮殿や衣装、そしてバレエのシーンなど素晴らしく美しい!ロシアの金(ゴールド)まみれの館はスゴ過ぎるの一言。
特に戴冠式のシーンは圧巻!の豪華さ。大きなルビーを中心にダイアモンドをちりばめた王冠が転がるあのシーンに唖然!あのレプリカはマジでスゴかった。
マチルダに恋い焦がれる軍人ヴォロンツォフや、怪しい医療や占いを施すフィシェル博士の存在が興味深い、というか面白い。
ニコライ2世を演じるのはドイツ人俳優のラース・アイディンガー。少し前wowowで見た「ブルーム・オブ・イエスタディ/2016」のラースは最高だった。このドイツ人俳優ナイス!
マチルダ役のミハリーナ・オルシャニスカは「ヒトラーと戦った22日間/2018」では収容者ハンナを演じていた。本作が先に製作されているが、全く別人状態で驚いた。で、二人ともナイスなキャスティング。
ロシア皇帝ニコライ2世に「パーソナル・ショッパー/2016」「アクトレス ~女たちの舞台~/2014」「ブルーム・オブ・イエスタディ/2016」のラース・アイディンガー。
マチルダ・クシェシンスカヤに「ヒトラーと戦った22日間/2018」のミハリーナ・オルシャニスカ。
ヴォロンツォフにダニーラ・コズロフスキー。
ヘッセン大公女アリックスにルイーゼ・ウォルフラム。
ロシア皇后マリア・フョードロヴナに「太陽に灼かれて/1994」「フェアウェル/哀しみのスパイ/2009」のインゲボルガ・ダプコナイテ。
フィシェル博士にトーマス・オスターマイヤー。
アンドレイ公爵に「ブラック・シー/2014」のグリゴリー・ドブリギン。
監督、脚本、製作はアレクセイ・ウチーチェリ。
新宿武蔵野館にて

