2018年 11月 07日
「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」
「Tulip Fever」2017 UK/USA

17世紀のオランダ、アムステルダム。修道院で育った孤児のソフィアは美しい女性に成長し豪商コルネリス・サンツフォールトのもとに嫁ぐ。この時代はチューリップ・バブルが過熱し、球根一つで家一軒が買えるほどの値打ちがあった。人々の間では投機熱が異常に高まり、修道院長までもが参戦。ある日、魚屋のウィレムは投機に成功し大金を手に入れる。ウィレムはコルネリスの屋敷で働くマリアと恋仲だった。
一方で、ソフィアには跡継ぎを産む使命があり、コルネリスとは子作りに励むだけの愛のない結婚生活を送っていた。そんな折、コルネリスは夫婦の肖像画を描かせるために若手画家ヤン・ファン・ロースを雇う…
ソフィアとコルネリスの未来は?そして”チューリップ・フィーバー” に翻弄されてしまったヤンとウィレムは?ラストは皆実に上手く収まるところに収まってナイスだった。
スウェーデン生まれのアリシアは17世紀のオランダ女性がぴったり。ポスターに描かれているフェルメール・ブルーのドレスも似合っていてとてもチャーミング。
UK女優ホリデイ・グレインジャーの透明感のある肌の白さはとても美しい。アリシアとは対照的だが、それはホリデイの魅力の一つ。
ウィレムを演じるジャック・オコンネルは過去の作品とは全く違った古典もので、意外なことに似合っている。そうそうデイン・デハーンも然り。
クリストフ・ヴァルツは珍しく最後まで良い人だった。
ジュディ・デンチは相変わらずの貫禄。
ということで…17世紀のオランダが舞台の”チューリップ・フィーバー” は余り面白くなかったが、ナイス・キャスティングでドラマは持っているような気がした。
ドラマの原作者デボラ・モガーは”フェルメールの絵画の世界を小説にしたい”と願い執筆したそう。そして舞台となった17世紀は絵画(レンブラントやフェルメール)とチューリップが二大ブームだった。
そういやシアターで、上野の森美術館で開催中の”フェルメール展”の宣伝をしていた。
ソフィア・サンツフォールトに「光をくれた人/2016」「トゥームレイダー ファースト・ミッション/2017」のアリシア・ヴィキャンデル。
ヤン・ファン・ロースに「デビルズ・ノット/2013」「ディーン、君がいた瞬間(とき)/2015」のデイン・デハーン。
マリアに「ライオット・クラブ/2014」「シンデレラ/2015」「ザ・ブリザード/2016」のホリデイ・グレインジャー。
ウィレム・ブロックに「マネーモンスター/2016」のジャック・オコンネル。
コルネリス・サンツフォールトに「ターザン:REBORN/2016」のクリストフ・ヴァルツ。
ソルフ医師に「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「ライオット・クラブ/2014」のトム・ホランダー。
修道院長に「オリエント急行殺人事件/2017」のジュディ・デンチ。
監督、製作総指揮に「マンデラ 自由への長い道/2013」のジャスティン・チャドウィック。
恵比寿ガーデンシネマにて

