2018年 09月 28日
「リグレッション」
「Regression」2015 スペイン/カナダ/USA

1990年、アメリカ、ミネソタ州。ある日、刑事のブルース・ケナーは17歳の娘アンジェラを虐待した疑いで父親のジョン・グレイを取り調べる。訴えられた父親は虐待の記憶がないにも関わらず罪を認めてしまう。不審に思ったケナーは著名な心理学者ケネス・レインズに協力を依頼する…
事件の真実を追う刑事ケナー。そしてその事件はこの小さな田舎町に秘められた恐るべき巨大な闇だったことが次第にわかってくる。
関わった人々に”記憶を遡る退行療法”を試みる心理学者レインズ。やがてそれにより次第に真実が明らかになって行く。
実際に起きている事なのかケナーの夢なのか良くわからない描写もあり、見ていて謎は深まるばかりだった。
宗教やオカルト論争に耳を傾けない頑固な心理学者ケネス・レインズを連れてきたのは間違いだった??
母親の墓の前で”キスしたことをバラすわよ!”と宣った17歳のアンジェラが恐ろしい。ラストは少々えっつ!なぜに?だったけど…。
本作は単なるホラー・サスペンスではなく、悪魔崇拝者によるカルト宗団のメンバーが儀式/生贄を執り行う不思議な世界を描いている。おまけに実話を基にしているらしい。日本人にとって非日常な宗教色が極めて濃い映画で、よくDVDスルーにならなかったなと?思ったけど、監督と出演俳優のせいかも知れない。
撮影当時20代半ばのエマが17歳の役を演じているが意外にOK。40代まっただ中のイーサン・ホークは渋さが増して若い頃より素敵だ。
本作を見ることにしたのは監督がアレハンドロ・アメナーバルということと、上映館が新宿武蔵野館だったから。エマ・ワトソンはどうも好きじゃないけど...。イーサン・ホークはまぁ好きな俳優の部類かな?そしてデヴィッド・シューリスはお気に入りに入る英国人俳優。
アメナーバル映画が一般公開されたのは「アレクサンドリア/2009」以来。レイチェル・ワイズ主演のそれは珍しく歴史もので見ごたえがあった。「オープン・ユア・アイズ/1997」と「海を飛ぶ夢/2004」がお気に入り。
ブルース・ケナー刑事に「6才のボクが、大人になるまで/2014」「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ/2015」のイーサン・ホーク。
アンジェラ・グレイに「コロニア/2015」「美女と野獣/2017」のエマ・ワトソン。
ケネス・レインズに「レジェンド 狂気の美学/2015」のデヴィッド・シューリス。
ジョン・グレイに「裏切りのサーカス/2011」「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」のダーヴィッド・デンシック。
ローズ・グレイに「ウィンターズ・ボーン/2010」のデイル・ディッキー。
ロイ・グレイにデヴォン・ボスティック。
牧師にロテール・ブリュトー。
ジョージ・ネスビット刑事にアーロン・アシュモア。
クリーヴランドに「オーロラの彼方へ/2000」のピーター・マクニール。
監督、脚本、製作は「バニラ・スカイ/2001」「アザーズ/2001」のアレハンドロ・アメナーバル。
新宿武蔵野館にて

