2018年 09月 26日
「ヒトラーと戦った22日間」
「Собибор」…aka「Sobibor」2018 ロシア/ドイツ/リトアニア/ポーランド
”アウシュヴィッツと並ぶナチスの絶滅収容所ソビボルで実際に起こった集団脱出劇の全貌を映画化した実録歴史サスペンス。”
反乱のリーダー、サーシャの下に集まったメンバーはレオ、ボリス、セミョン、アルカジイたち。そして収容者のハンナ、ルカ、セルマ、シュロモ、ハイム、トマスたちも加わり脱出を図る。サーシャの計画は収容者全員での脱出だった。
ポーランドにあるナチスの収容所ソビボルには今日も列車が到着し、運ばれてきた多くの人々がガス室に送られて行く。ガス室送りを免れたのは手に職を持つ人々。しかし彼らには執拗な虐待が待っていた。1943年9月、ソ連の軍人アレクサンドル・ペチェルスキー(通称サーシャ)が収容者として移送されて来る。日々虐待を受ける収容者から”反乱のリーダーになってくれないか?”と頼み込まれたサーシャは収容所からの脱出とナチスに復讐するため立ち上がるのだった。
ナチスの親衛隊が収容者を虐待するシーンが酷すぎる。ナチス親衛隊曹長カール・フレンツェルを演じたクリストファー・ランベールはドイツ人ではない。ドイツ人はこのようなキャラを演じたくないだろうなと思った。
記憶にある限りナチスが関わった映画の邦題のほとんどに”ヒトラー”が付いている。本作もそう。それっていつも思うのだけどあまりにも陳腐ではないか?「ソビボル」で良いのに?と思ったけど…。
虐待が描かれる”ヒトラー”映画はあまり見たくないが、新宿武蔵野館で上映しているので見に行ってしまった。最近この映画館に激しく足を運んでいる。ベンチやブランコが置いてあってまるで中高年憩いの場所みたいで、見たい映画がかかるのとシネコンよりミニシアターが断然好き。
監督、出演(アレクサンドル・ペチェルスキー/サーシャ)に「ウォンテッド/2008」「ブラック・シー/2014」のコンスタンチン・ハベンスキー。
ハンナにミハリーナ・オルシャニスカ。
ルカにフェリス・ヤンケル。
レオにダイニュス・カズラウスカス。
セルマにマリヤ・コジェフニコワ。
アルカジイにセルゲイ・ゴディン。
シュロモにイワン・ズロビン。
ハイムにファビアン・コチェンツキ。
ボリスにロマーン・アゲエフ。
セミョンにゲラ・メスヒ。
ナチス親衛隊曹長カール・フレンツェルに「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)/2015」のクリストファー・ランベール。
ナチス親衛隊グスタフ・ワーグナーにウォルフガング・キャニー。
新宿武蔵野館にて