「オーケストラ・クラス」

La mélodie2017 フランス

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中年バイオリニストのシモンはオーケストラをクビになり、生活のため気乗りしないながらも移民の子どもたちが通うパリ19区にある学校でバイオリンを教えることになる。しかし音楽に触れたことのない子どもたちを対象とした音楽教育プログラムの講師は大変な仕事だった。とにかく彼らは音楽に全く興味を示さないで喧嘩ばかりしているのだ。そんな折、一人の少年アーノルドがバイオリンに興味を示し、貸し与えたところ熱心に練習を始め、意外な才能を発揮し始める


パリ19区は街の北東に位置していて中心地からは少々離れている。そう、アーノルドが住む団地から見えるエッフェルは遥か彼方にあった。

以前シャルル・ド・ゴール空港からパリ中心地のホテルに向かう時に乗ったタクシーから見える景色の中に団地がいっぱいあったのを思い出す。

移民たちが通う学校がフランスならではと思ったし、監督と主演のカド・メラッドがアルジェリア生まれの移民であることも映画作りに深い思い入れがあるだろうなと感じる。


ドラマは少々出来過ぎかな?と思ったけど、フランスで実際に行われている情操教育プログラムをモチーフに作られたという。さすが芸術の国フランス!と納得する。そして才能豊かな少年アーノルドとの出会いにより挫折した中年バイオリニストが人生に輝きを取り戻す辺りは少々出来過ぎかも?


シモン・ダウドに「バレッツ/2010」「ある朝突然、スーパースター/2012」「プチ・ニコラ 最強の夏休み/2014」のカド・メラッド。

教師ファリド・ブラヒミに「カミーユ、恋はふたたび/2012」の サミール・ゲスミ。

アーノルドにアルフレッド・ルネリー。

サミールにザカリア・タイエビ・ラザン。

ヤエルにシレル・ナタフ。

アブにユースフ・ゲイエ。

アーノルドの母に「最高の花婿/2014」のタチアナ・ロホ。

サミールの父に「アンプロフェット/予言者/2009」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のスリマヌ・ダジ。

監督、脚本は「キングス&クイーン:出演/2004」のラシド・アミ。


新宿武蔵野館にて


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by margot2005 | 2018-09-05 21:45 | フランス | Comments(2)
Commented by セレンディピティ at 2018-09-08 17:11 x
margotさん、こんにちは。
さすがは芸術の国フランスらしい、すばらしいプログラムでしたね。
子どもたちにとっては世界が広がるし
将来目指したい職業の中に音楽家が加わることがあるかもしれません。

練習場が焼失してた時に、親たちが力を合わせて新しい練習場を作る場面もよかったです。
音楽は子どもたちを変え、そして親たちを変えていったのでしょうね。
Commented by margot2005 at 2018-09-11 18:59
> セレンディピティさん
こんばんは。
このプログラムに参加した子供たちの中から音楽家が生まれたら
素晴らしいですね。
マクロン大統領も後押ししているというフランスはまさに芸術の国だと思いました。
>音楽は子どもたちを変え、そして親たちを変えて...
その通りだったと思います。
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