2018年 08月 24日
「英国総督 最後の家」
「Viceroy's House」2017 UK/インド/スウェーデン

1947年、インド、デリー。植民地インドから去ると決定したイギリスは主権委譲の任に当たる最後の総督としてマウントバッテン卿を送り込む。そして首都デリーの壮麗なる総督官邸が、妻エドウィナと娘パメラと共に彼の新しい住まいとなる。やがて500人もの使用人が仕える想像を絶する大邸宅で、連日連夜、政治家が集まり独立へ向けた話し合いが行われるようになる。一方でマウントバッテン卿のもとで働くことになったインド人青年ジートと、令嬢パメラの秘書となったアーリアが出会い互いに惹かれ合う…
イギリスの植民地から2つの国に分離独立したインドとパキスタン(第一次印パ戦争)。歴史に翻弄される人々。ヒンドゥー教徒の青年ジートとイスラム教徒の娘アーリアの恋を絡めて描いた歴史ドラマは見応えがあった。
ドラマは史実を描いているので本物のマウントバッテン卿夫妻が実写で映る。ダウントン・アビーのグランサム伯爵がハマっていたヒュー・ボネヴィルはマウントバッテン卿も似合っている。ジリアン・アンダーソンもナイス・キャスティング。
歴史上の人物ネルーやガンディーも比較的似た俳優が演じていて良かった。
見ている間どこかで見た?どこかで見た?と思っていたジート役の彼は「マダム・マロリーと魔法のスパイス」でフレンチのシェフを演じていたマニーシュ・ダヤールだった。
映画に登場する”ラシュトラパティ・バハン/インド大統領官邸”がゴージャス!
マウントバッテン卿はエリザベス女王の夫君エジンバラ公フィリップ殿下の叔父にあたる。そしてウィリアム王子の次男の名前はマウントバッテン卿からルイ(ルイス)という名前をもらった模様。監督はチャリティでチャールズ皇太子に会った際、”今、マウントバッテン卿の映画を製作中”と話したという。
過去に見た「ベッカムに恋して」と「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」はどちらもティーンが主人公のコメディで本作とは真逆の世界を描いていて面白い。
マウントバッテン卿に「パディントン2/2017」のヒュー・ボネヴィル。
エドウィナ・マウントバッテンに「シャドー・ダンサー/2011」のジリアン・アンダーソン。
ジート・クマールに「マダム・マロリーと魔法のスパイス/2014」のマニーシュ・ダヤール。
アーリアにフーマ・クレシー。
ヘイスティングス・イズメイに「英国王のスピーチ/2010」「パディントン2」のマイケル・ガンボン。
ジャワーハルラール・ネルーにタンヴィール・ガーニ。
マハートマー・ガンディーにニーラジ・カビ。
アーリアの父に「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「マダム・マロリーと魔法のスパイス」のオム・プリ。
シリル・ラドクリフに「オペラ座の怪人/2004」「最高の人生をあなたと/2011」のサイモン・キャロウ。
ムハンマド・アリー・ジンナーにデンジル・スミス。
エワートに「秘密のかけら/2005」のデヴィッド・ヘイマン。
ドゥリープにジャズ・ディオール。
パメラ・マウントバッテンにリリー・トラヴァーズ。
監督、脚本、製作は「ベッカムに恋して/2002」「パリ、ジュテーム/2006」「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日2008」のグリンダ・チャーダ。
新宿武蔵野館にて

